
1: Ailuropoda melanoleuca ★ SbZe8kNO9 2026-09-09 19:32:44 2026/09/09 18:55 「知的財産権侵害が生じた際の、損害の回復と侵害者の利益の剥奪を確実にする民事救済措置の導入、集団的な権利行使可能とする仕組みの構築の検討を、スピード感を持って進めてまいります」 6月12日、自らが本部長を務める「知的財産戦略本部」の会合でこう語っていたのは、高市早苗首相(65)だ。生成AI(人工知能)が普及したことで、画像や動画の生成が容易になった時代。日本の知的財産を守るため、国内外での知的財産の侵害に対応する認定団体の創設も検討されているという。 だが、そんな高市首相の努力をあざ笑うかのような行為を繰り返してきたのが、米国のドナルド・トランプ大統領(80)やホワイトハウスのSNSアカウントだ。 9月9日、ホワイトハウスの公式Xアカウントが《Hey! Listen!(ねぇ! 聞いて!)》の文字とともに、NINTENDO 64用のゲームソフト「ゼルダの伝説 時のオカリナ」風の動画をポストしたのだ。 8日にリメイク版の発売日が発表され、話題となっている「ゼルダの伝説 時のオカリナ」に便乗した形のポストだ。「Hey!」「Listen!」は64版のゲーム内で、主人公リンクのサポートを務める妖精ナビィが頻繁にする言葉でもある。 34秒の動画は《THE LEGEND OF TRUMP(トランプの伝説)》《MAKE AMERICA GREAT AGAIN(アメリカをふたたび偉大に)》のロゴから始まるが、ロゴのデザインも、流れる音楽も、NINTENDO 64版「時のオカリナ」にそっくり。 さらに、NINTENDO 64時代を思わせるポリゴン風のトランプ大統領が登場。トランプ大統領はホワイトハウスに向かって走っていくが、動画内に表示されているハートや装備選択などのUI(ユーザーインターフェース)も、「時のオカリナ」ゲーム内で表示されるものと見分けがつかない。 そして、動画は執務机に座ったトランプ大統領が書類に署名している場面に移り、《President Trump is working tirelessly…TO MAKE AMERICA GREAT AGAIN!!!!(トランプ大統領は精力的に働いています…ふたたびアメリカを偉大にするために!)》という文字が表示される。 「すでに日本は米国に申し入れをしているのに……」 政治部記者はこう語る。 「過去に、米国土安全保障省がアニメ『ポケットモンスター』の動画や音声と、移民を摘発する動画を組み合わせたものをSNSに投稿したり、ホワイトハウスの公式Xに『あつまれ どうぶつの森』風の動画が投稿されたりしています。さらに、トランプ大統領が自身のSNSに『NARUTO -ナルト-』の主人公『うずまきナルト』に扮したAI画像を投稿したことも。 これまで、トランプ政権は、日本の著作物を無断使用したり、無断で改変したりと、やりたい放題してきたのです。こうした事態を受け、すでに日本は米国側に申し入れを行っています」 4月17日、衆議院の外務委員会で外務省大臣官房審議官はこう述べた。 「外務省としましても、一般論としてでございますが、公的機関であったとしても、著作権の承諾なく著作物を無断に複製等を行うことは適切でないと考えてございます。先般、外務省から在京米国大使館に対して、こうした我が国の考えを伝達してございます」 さらに、小野田紀美内閣府特命担当大臣(43・クールジャパン戦略、知的財産戦略など)も6月12日の会見で、「外交ルートを通じて、これまでもこうした我が国の考えを複数回にわたって米側には伝達してきております」と語っている。 しかし、トランプ政権は日本側の申し入れを完全に無視し、日本のコンテンツの無断使用を続けている。その結果、こんな誤解も広まっている。9日の「時のオカリナ」風の動画には英語でこんなリポストが。 《あなたたち(Nintendo)がドナルド・トランプと協力していると知ってからは、あなたたちの製品を二度と購入しません》 《私は『ゼルダの伝説 時のオカリナ(2026)』の予約をキャンセルし、二度とあなたの製品を買うことはありません》 前出の政治部記者はこう語る。 「過去には株式会社ポケモンの海外法人が『知的財産の使用を一切許可していない』と声明を出しています。完全に企業側の意に沿わない形で使用されていることは明らかなんです。しかし、米国の法律や、報復措置の可能性などを考えると、日本企業が米国政府を提訴しづらいのが現実です。それだけに、日本政府の毅然とした抗議が必要になりますが、度重なる抗議をこれだけ無視されているとすると、完全に日本政府が舐められていると言わざるを得ません」…