Z世代のファッションとメディアに関する2026年最新調査レポート 株式会社双葉通信社は、文化服装学院との協働により、今年で6回目となる「“おしゃれZ世代”ファッションとメディアに関するアンケート調査 2026」の結果を発表しました。文化服装学院の在学生960名、特に18歳から21歳が74.3%を占める“おしゃれZ世代”を対象に、SNSやメディアとの接触状況、ファッション購買動向、興味・関心事、将来像などが詳細に調査されました。この調査は、2026年のトレンドとインサイトを深く探ることを目的としています。 ふだん視聴するSNS・プラットフォーム:Instagram、YouTube、TikTokが中心に Z世代の日常におけるSNS・プラットフォームの利用状況では、「Instagram (91.2%)」、「YouTube (68.7%)」、「TikTok (61.1%)」が引き続き中心的な役割を担っています。一方で、「YouTube」と「Pinterest」は利用がやや減少し、「Threads」が増加するなど、プラットフォームの使い分けに変化が見られます。特に、韓国発の新たな動画記録アプリ「setlog」が約25%の利用率で浮上する一方、「BeReal.」はピークアウトしたことが示されました。多忙な日々の中で“ながら聴き”の需要が拡大し、「Spotify、Apple Musicなどの音楽配信」の利用も前年比+7.3%と伸長しています。 注目を集めるモノ・コト・サービス・アプリ:setlogと生成AIが躍進 「最近”新しい、おもしろい、きてる”と感じたモノ・コト・サービス・アプリ」の自由回答では、「setlog」が圧倒的な注目を集めました。友達と気軽に“素の1日Vlog”を共有するアプリとして、急速に浸透しているようです。 生成AIの用途も多様化し、ChatGPTだけでなく、「ZETAで推しと会話」や「AIバーチャルメイク・AIでのカラコン試着」、「AI旅行プラン提案」、「AI画像生成によるファッションデザインの3D化」など、会話相手から創作・生活支援まで幅広い分野で興味が持たれています。また、「もっちゅりん」「麻辣湯」「スクイーズ」といった“もちもち・刺激”のリアルな体感・触感に反応する声や、平成ドラマやCDなど“懐かし・レトロ志向”への関心も浮上しています。TikTokを起点に「CORTIS」「モナキ」「Trooper Salute」といった新たな“推し”を見つける傾向も多く見られました。語学学習アプリ「Duolingo」や、韓国・中国のSNS・ファッションフリマ(bilibili、小紅書(RED)、MUSINSA、fruitsfamily)にも注目が集まっています。 Z世代のファッションブランド購買・憧れ動向:王道と反骨が拮抗 ファッションブランドの購入では、「ユニクロ」、「ザラ」、「ジーユー」がトップ3を占めています。これらのベーシックウェアと古着・リサイクル店を組み合わせ、デザイナーブランド、高感度な韓国系ブランド、アメカジ、日本発ストリートブランド、Y2Kガーリーなどで個性を加える傾向が見られます。 「憧れブランド」では、ヴィヴィアン・ウエストウッドとディオールが同票で首位に並びました。シャネル、バレンシアガも上位に入り、これまでの反骨・アバンギャルド系ブランドと、王道ラグジュアリーブランドが拮抗する構図となっています。ディオールは前年の11位から一気にトップへと順位を上げており、ディレクター交代や旗艦店・カフェオープン、アンバサダー起用、展覧会といったニュース、そしてインフルエンサー・有名人のSNS発信や”変わらない価値”が注目に結びついたと考えられます。「コムデギャルソン」や「リックオウエンス」、韓国発の「SCULPTOR」「COYSEIO」などが購入と憧れの両方に登場し、世界観やデザインを積極的にウォッチし、取り入れる対象として憧れている様子がうかがえます。 ファッションアイテムの購入場所:リアル店舗回帰が鮮明に ファッションアイテムの購入場所は「ネット通販」が最多の72.9%でしたが、「ブランドの実店舗・路面店」が前年比+28.8ptと激増し、50.7%に上りました。「古着屋・ビンテージショップ」(50.3%)や「セレクトショップ」(28.4%、+5.4pt)も伸びており、デザイナーズやレアものとの出会いを求めて、目的性の強いリアル店舗への回帰が鮮明になっています。一方、「百貨店」や「大型ショッピングモール」は減少傾向にあります。 「センスがいい人」ランキング:あさぎーにょが3年連続首位、K-POP勢が上位に集中 「センスがいい人」として挙がった名前は合計1,450名に上り、回答者の数だけ“好き”の源がある多極化傾向が今年も続いています。その中で、1位は3年連続でYouTuberやブランドディレクターとして影響力を持つ「あさぎーにょ」でした。BLACKPINKのJENNIEをはじめ、aespa・XG・REI(IVE)などK-POPガールズ勢が上位に集中し、“センスの基準”の一角を形成しています。「かきぶちももの」「小松菜奈」「あの」「G-DRAGON」「山本耀司」なども上位に入り、インフルエンサー、アーティスト、俳優/モデルからクリエイターまで、幅広い顔ぶれが並んでいます。 調査の背景と今後 本調査は、双葉通信社が文化服装学院ファッション流通科2年ファッションプロモーションコースとのコラボレーションにより、継続的に実施しているWebアンケート調査です。文化服装学院の在学生を“おしゃれZ世代”と位置づけ、彼らのファッション購買態度やメディア接触動向の把握を目的としています。2021年の調査開始以来6回目となる今回は、文化服装学院の在学生960名から回答を得ており、世界各地からの留学生が多数回答している点も特徴です。 【調査概要】 調査手法: WEBアンケート 回答者数: 文化服装学院の在学生960名 調査期間: 2026年6月24日~7月4日 調査企画・実査: ㈱双葉通信社 協力: 文化服装学院ファッション流通科2年 ファッションプロモーションコース 会社情報 株式会社双葉通信社 ワールド・モード・ホールディングスのグループ企業であり、1948年創業の広告会社です。特にファッション、ラグジュアリー等の広告マーケティングに深い知見と経験を持っています。長年、雑誌広告に強みを持っていますが、近年はデジタル施策も積極的に遂行しています。2016年よりLAUNCHMETRICSと日本国内における独占販売代理契約を締結し、現在はAPAC全域へ販売代理契約を拡大し、マーケティング・PR業務を包括的に支援する「ブランドパフォーマンスクラウド」を販売・サポートしています。 株式会社双葉通信社 ワールド・モード・ホールディングス株式会社 ファッション・ビューティー業界を専門に人材やデジタルマーケティング、店舗代行など様々なソリューションを提供するグループです。iDA、BRUSH、AIAD、AIAD LAB、フォーアンビション、VISUAL MERCHANDISING STUDIO、双葉通信社、reward の 8 社の国内事業会社および シンガポール、オーストラリア、台湾、ベトナム、マレーシアの5カ国に海外拠点を持ち、専門性の高い各社のシナジーによって、お客様の課題に応じた実効性の高いソリューションを提供しています。 ワールド・モード・ホールディングス株式会社…