3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/03(火) 21:08:47.81 ID:cp5ZrUUWO 秋の夕暮れ 6: ◆BczyRkA/DQ 2015/11/03(火) 21:48:56.54 ID:Lhf2q5NKo 「秋の夕暮れ」 ・井村雪菜 雪菜「はぁ……だいぶ暗くなってきたなぁ……」 お昼に行われたライブイベントを終えた私は、現在お迎えを待っている。 今日のライブは大成功と言ってよかった。たくさんのファンの方達が集まってくれて、私の事を綺麗だと言ってくれた。 もちろんメイクはとびっきり気合を入れた。お陰で今までで一番じゃないかと思えるくらい上手くメイクできた気もする。 本当に今日は素晴らしい一日だった。私は今日の事をきっと一生忘れない。 だけど……それだけ輝かしい時間を過ごしたからこそ……今のこの待ち時間がとても寂しく思える。 もう季節はすっかり秋。ちょっと前までは暗くなるのも遅かったのに、最近はとても早い。 こんな夕暮れの中、一人ぽつんと佇んでいると、まるでついさっきまでの楽しい時間は全て夢だったんじゃないか、とさえ思えてくる。 7: ◆BczyRkA/DQ 2015/11/03(火) 21:51:41.65 ID:Lhf2q5NKo 自慢のメイクだって、こんなに薄暗いときっと映えないなぁ……。 なんて。ちょっぴり感傷モードに入ったところで、待ちに待ったお迎えがやってきた。 ゆっくりこちらに歩いてくる彼に、私は抱きつくくらいの勢いで駆け寄った。 P「うおっ!? どうした雪菜? そんな近寄ってきて……」 少しびっくりした様子のPさんになんて答えるか、一瞬だけ考えて…… 雪菜「……暗いから」 P「えっ?」 雪菜「この距離なら、私のばっちりキメたメイク、Pさんにもよく見えるでしょ? ねっ♪」 終わり …