1: 名無しさん@おーぷん 2017/09/25(月)22:50:46 ID:pEf 芳乃「神通力、まじない、魔法、異能、超能力………。呼称は様々でありますが、通常―これらの存在は科学の進歩によって淘汰され、もはや目にするのはフィクションの世界でのみでしょー」 芳乃「しかしー、この世には依然として人には推し測れぬ摩訶不思議な出来事が確かにありましてー。私もそれに携わる者なのですー。常識では因果を明らかにすること出来ない力を振るい、世の憂いを晴らしておりますー」 芳乃「私は万物の声を聞く者―。時に迷える者の声に耳を傾けその者を導きー、時に天や人ならざるものの声を感じー失せ物を探すのでしてー。他にも私、魔を祓う力など様々な力を身に宿しておりますー」 芳乃「これらの事柄、やすやすと巡り合えないでしょうー。神如き力とは、人の世では秘められるべきであるからですー。つまりは神秘なのでして-」 2: 名無しさん@おーぷん 2017/09/25(月)22:51:56 ID:pEf 芳乃「そしてー、人の物差しで限界を定められれば、その神秘は見定められる範囲に押し込まれてしまうのでして―。限界を位置づけられた神秘はもはや人々の理解を超えた力としては機能しなくなってしまいますー。ようは、人の上にあった神秘が人には従属してしまうのでしてー」 芳乃「神秘とは、人々の信仰を基にした力。信仰とは、己では制することの敵わない摩訶不思議に対する恐れからくる敬い。ならばー、底を晒して敬いを失った神秘は神秘であらずー」 芳乃「しかしー、神秘とて、存在を人々からまるっきり忘れられてしまえば神秘はないに等しいのですー」 芳乃「神秘が神秘で在り続けるならば、存在を示しながら隠匿する他にないのでしてー。現しながらも隠す。矛盾しているようですが、それは神秘故―」 芳乃「どうやらー神秘は存在を護る手段を持っているのでしてー」 芳乃「私、天や人ならざるものの声を感じることがありますがー、その声はいかようにして生じるのかー。そのきっかけを作る者がいてもおかしくはないでしょー。波紋が広がるには水面に石が落ちなければいけなのですからー」 芳乃「そして、石である彼女の者の名は―――」 3: 名無しさん@おーぷん 2017/09/25(月)22:52:10 ID:pEf ……… …… ……