会期前半のハイライト yoshiokubo 会期初日のトップバッターを飾った「yoshiokubo」は、モンゴルの伝統的な移動式住居「ゲル」の巨大テントを出現させ、コレクションを発表しました。テーマは「Natural Born Nomads」。前シーズンから続く「街にいるランナー」という着想を発展させ、風をはらむ軽量素材や巧みなカッティングで、日常的かつ切れ味鋭いウェアが展開されました。 Seivson(セイブソン) 大正時代に造られた美しい洋館、鳩山会館を舞台に発表された「Seivson」。今季のテーマは、女性のプライベートな空間をイメージした寝室や居間を指す「聞房(けいぼう)」です。ブランドを象徴するランジェリーディテールは、いつもよりゴシックなムードへとアップデートされ、大人の女性と少女のグラデーションが描かれました。ジューシークチュールとのコラボレーションも登場しています。 WHiTENOOK(ホワイトノック) スー・シン氏が手がける「WHiTENOOK」は、RakutenFWTの公式デザイナーショーとして初参加となりました。ブランドを立ち上げて4シーズン目となる今季のテーマは「融(FUSION)」です。ブランドが得意とする天然素材の美しさを引き出すクリーンなウェアから始まり、色が濃くなるにつれて素材もデニムへと移り変わるコレクションが発表されました。 ENFÖLD(エンフォルド) 初日のラストを締めくくったのは、植田みずきデザイナーが手掛ける「ENFÖLD」です。前シーズンにENFÖLDとしては初めてRakutenFWTに参加し、大人の女性に支持されるブランドとしてその存在感を示しました。今回は「WRAPPING STRUCTURE」をテーマに建築の構造に着目し、独自のシルエットを際立たせたコレクションとして発表されました。 Global Fashion Collective(グローバル ファッション コレクティブ) 2日目は、パートナーシップショー「Global Fashion Collective」からスタートしました。クリエイティブなデザイナーを支援するプラットフォームであるGlobal Fashion Collectiveは、RakutenFWTで9回目となるランウェイショーを開催。「SHINO」、「Nar RewEkar」、「PERRY JONES」の3ブランドが参加しました。 BENCH/ Presents Threads of Dreams(ベンチ/ プレゼンツ スレッズ オブ ドリーム) 続いてのパートナーシップショーは、フィリピンを代表するライフスタイル・ファッションブランド「BENCH/」が手がける合同ランウェイショー「Threads of Dreams」です。フィリピンと日本の国交樹立70周年を記念した本ショーでは、「レット・イーラ」、「ジャギー・グラリーノ」、「ジョーイ・サムソン」の3ブランドが日本で初となる発表を行いました。 support surface(サポート サーフェス) 「support surface」は、「ordinary shift 普通からの静かな移行 当たり前の その先へ」という言葉のもと、「最高の技術を日常に落とし込む」ことをものづくりにおいて意識したと伝えられています。ものづくりの99%を日本で行っている「support surface」は、ブレない美しさと顧客と向き合う真摯なクリエイションで日本のものづくりを支えています。 MITSURU OKAZAKI(ミツル オカザキ)と MEGMIURA WARDROBE(メグミウラワードローブ) 「MITSURU OKAZAKI」は、「奇妙な光景」というキーワードからミヒャエル・エンデの名作『モモ』に登場する灰色の男たち「時間泥棒」を連想し、そのエッセンスをクリエーションに落とし込んだと説明されています。2023 S/SにJFW DIGITAL GRAND PRIXを受賞した「MEGMIURA WARDROBE」は、2023 A/WシーズンぶりにRakutenFWTに参加しました。 EITARO(エイタロウ)と KEIKO NISHIYAMA(ケイコ ニシヤマ) 3日目は「EITARO」からスタートしました。デビュー3シーズン目にしてRakutenFWT2回目の参加となるEITAROは、今季「脱」をテーマに過去シーズンの「サナギ」「背花着」と地続きのストーリーを展開しました。継続してデジタル発表を行っていた「KEIKO NISHIYAMA」は、初となるフィジカルショーを開催。「Cultivating Wonder」をテーマに、人の手によって姿を変えながら異なる土地へと受け継がれてきた植物の旅を、美しいグラフィックで表現しました。 pillings(ピリングス) 2025年に「LVMHPRIZE セミファイナリスト」に選ばれ、海外からも注目を集める「pillings」。今季は「Landscapes2」をテーマに、前シーズンから引き続き、ありふれた日本人の日常に視線を向けました。一人称で語られる明確な物語ではなく、日常を多角的に捉え、現実と記憶と幻想のあいだにある風景を洋服を通して描かれました。 yushokobayashi 会期前半の最後は「yushokobayashi」でした。TOKYO FASHION AWARD 2026を受賞し、本年3月に初コレクションを発表。今回、「mermaid’s tears」をテーマに2回目となるコレクションを発表しました。 渋谷ヒカリエでの注目イベント SHIBUYA FASHION STYLE 渋谷ヒカリエ1階イベントスクエアでは、今季参加ブランド「RequaL≡(リコール)」デザインによるパネルを背景に、一般の方も参加できる公式スナップ撮影が実施されています。期間中には、過去に公式スナップを撮影してきた著名カメラマン「ミトグラフ」氏による撮影も行われます。撮影されたスナップの一部は館内サイネージや、RakutenFWT公式Instagramストーリーズ等で紹介される予定です。 【イベント詳細】 日程:~9月4日(金) 12:00〜19:00 JFWOの公式カメラマンによる撮影時間は、パネル設置期間中、12:00〜14:00(予定)です。 会場:渋谷ヒカリエ1階イベントスクエア 共催:東急株式会社・渋谷ヒカリエ・ShinQs by TOKYU DEPARTMENT STORE/一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構 参加:無料 C JEAN展示「THE ATELIER IS OPEN」と「THREE QUIET ROOMS」 台湾のデザイナー、Chun-Yuan Jean(チュンユアン・ジーン/簡君嫄)氏が手がける「C JEAN(シージーン)」が、東京で初となる発表を行います。 渋谷ヒカリエ 8F 8/COURTでは、2027 S/Sコレクション「BECOMING: BOLÉRO」が展示されます。「生成(Becoming)」を核に、完成した服だけでなく、服が生まれるまでの時間と行為そのものを表現へと転化する試みです。会場ではアトリエがひらかれ、一着の服が来場者の目の前で制作の過程を通して少しずつ形を得ていく様子が公開されます。 8/CUBE 1–3では、C JEAN「THREE QUIET ROOMS」と題し、台湾と京都の伝統工芸を独自の感性で現代のファッションへと再構成した作品が展示されます。台湾の漆芸家・王清霜氏(旭日双光章受章)とその息子、孫の三代との協働から生まれたバッグや、漆芸を服へと昇華した「BELIEF」コレクションが紹介されます。また、京都染元しょうび苑 SHOBIEN KYOTOの臈纈染職人・上林博之氏との協働による「SA・TA・NA・MA」コレクションも登場します。伝統的な手仕事と現代の服が響き合う、C JEANならではの世界を体感できるでしょう。 【イベント詳細】 日程:9月3日(木)・9月4日(金) 会場:渋谷ヒカリエ8階 8/COURT・8/CUBE 1‒3 入場:無料(展示はどなたでもご覧いただけます) 9月3日(木)17:00からは、ご招待の方及びメディア関係者のみご入場のプレゼンテーションが開催されます。 公式情報 オフィシャルYOUTUBE: オフィシャルWEBサイト: 公式スケジュール: Instagram: Facebook: X:…