1: 匿名 2026/09/02(水) 00:29:14 Online(プレジデントオンライン)AIに奪われるのは「仕事」ではなく「能力」だった…いま職場で静かに進行する「人間のスキル劣化」の危機AIは人を賢くするのだろうか。パーソル総合研究所主席研究員の小林祐児さんは「近年、欧米を中心にAIは人の能力やスキル向上に悪影響を及ぼす研究が積み上がってきている。AIを頻繁に使う人ほどその傾向は顕著で、AI活用を進める副作用といえる。AI活用が不可欠となっている今、早急な対処が必要だ」という――。最も分かりやすいのが、もともと持っていたスキルや判断能力の衰退を示す「デスキリング」である。2025年に掲載された内視鏡医を対象とした研究では、AIを導入した後、医師が「AIを使わないとき」の腫瘍発見率が28.4%から22.4%へと有意に低下したことが示されている。AIを使えないときの状態の、素の技能が落ちているのである。二つ目は、能力が落ちるのではなく、誤ったものが身についてしまうという「ミス・スキリング」である。スペイン・デウスト大学の研究者らは、参加者に架空の医療診断課題を行わせ、一方の群には系統的な誤りをわざと持たせたAIのサポートを与えた。その結果、支援を受けた群はAIと同じパターンの誤りを犯すようになったという。三つ目は、そもそも能力を伸ばす機会が与えられない、というネバー・スキリングである。これは特に未経験入社の多い日本の雇用習慣にとっては致命的とも言えるアンチ・スキリングの側面だ。四つ目の「シュード・スキリング」は、最も厄介である。これは、能力が落ちているにもかかわらず、自分では上がったと感じるということを示している。最後の類型は、学習行動そのものの変質である。AIを使い続けた半年間で、学習は内向きになり、「机上の空論」に寄っていくことが示されている。これはまさに、AIへの依存が総合的に行動に現れているものとして見ることができる。そして、AIのカギである動物的な好奇心は、この間に伸びていなかった。…