1 名前:樽悶 ★:2026/09/01(火) 23:55:21.40 ID:aVNlUi4X9.net アメリカのカリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)で行われた研究によって、現代人のゲノムのおよそ1パーセントほどが、ネアンデルタール人でもデニソワ人でもない「正体不明の人類」から受け継がれたものだと判明しました。 1パーセントという値は、非アフリカの人々が持つネアンデルタール人由来のDNAに匹敵する量です。 しかも今回の断片は、ヨーロッパにもアジアにも、そしてアフリカにも見つかりました。 つまりこの遺伝子は人類がまだ世界へ散らばる前の時代に、私たちの祖先が誰かと交わっていた証でもあります。 さらに研究では、デニソワ人を経由して、オセアニアの人々へ届いた「超古代系統」が存在した可能性も示されています。 骨も名前もない2系統の幽霊祖先を、研究チームはどうやって捕まえたのでしょうか。 研究内容の詳細は2026年7月30日に『Science』にて発表されました。 (省略) ポイント:現生人類がネアンデルタール人と交わっていたことは、いまや教科書に載っています。ただしその知識は、たった6体分の骨から組み立てられたものです。しかも6体とも、ユーラシアで見つかった、比較的新しい時代のものでした。私たちホモ・サピエンスは、アフリカを出てからのわずかな期間に、ネアンデルタール人とデニソワ人の二系統と交わった、なかなかに「盛んな」種です。では、そんな先祖たちは、アフリカを出るまでの数十万年のあいだ、誰とも交わらずにいられたのでしょうか?これまでの研究では、出アフリカ前の交雑は大きな謎に包まれていました。 (省略) ポイント:骨がないなら、生きている人のゲノムから割り出せばいい。長く試みられてきたのは、人類の集団どうしを比べて、その差を取り出す方法でした。アフリカを出なかったためネアンデルタール人と出会っていない、最もピュアなサンプル役として選ばれていたのが、サハラ以南のアフリカの人々です。ところが、突き合わせて差を取る方法には、原理的な死角があります。両方に同じものが入っていれば、それは差として現れません。ピュアな側にも幽霊のDNAがあったなら、探している当のものが、突き合わせた瞬間に打ち消されていたことになります。感度の問題ではありません。必要だったのは、ピュアな集団を用意せずに済む方法でした。 (省略) ポイント:DNAの文字の並びを睨んでも、その一文字がどこから来たのかは書かれていません。手がかりになるのは、並びそのものではなく、それが誰から誰へ渡ってきたかという履歴のほうです。ほとんどの区画では、10万年ほど遡れば一つに合流します。ところが、いくら遡っても合流しない区画がありました。ホモ・サピエンスという種そのものが生まれて30万年ほどですから、その数倍の彼方まで行かなければ血縁のつながらない相手は、もう外から来たものしかありません。新たな手法「TRACE」は、その一本を探しにいきます。 (省略) ポイント:分析結果は驚きでした。ネアンデルタール人のものでもデニソワ人のものでもない、正体不明の古い幽霊のような遺伝子断片が、調べたすべての集団からまとまった量で見つかったのです。しかも、いちばん多く抱えていたのは、アフリカに留まり、ネアンデルタール人の血をほとんど引かないはずの西アフリカの人々でした。同じ断片が同じ位置に世界中に散らばっている以上、この見知らぬ相手との交雑が起きたのは、人類がまだアフリカを出る前です。 (省略) ポイント:一人が受け継いでいる幽霊DNAは、多くて1パーセント前後にすぎません。ところが、その1パーセントがゲノムのどこにあたるかは、人によって違いました。そこで研究チームは、調べた全員分の幽霊DNAを一枚の地図の上に重ね書きしました。その結果、解析可能なゲノム領域の71.54パーセントに、誰かの幽霊由来の断片が乗っていました。人類全体に散らばった証拠を集めてまとめた成果です。さらにオセアニア人のゲノムに残るデニソワ人由来DNAを調べると約177万年前まで系譜をさかのぼる超古代系統がいる可能性もみえてきました。 (省略) ポイント:ヒトゲノムには、ネアンデルタール人のDNAもデニソワ人のDNAもほとんど見つからない、広大な区画がいくつもあります。言語との関わりが議論されてきた遺伝子(FOXP2)を含むその領域は、ホモ・サピエンスであるために譲れない何かが宿る場所であり、だからこそ他の人類のDNAを一切受け付けないのだと読まれてきました。しかし研究チームがその5か所を調べたところ、すべてに幽霊由来の断片が残っていました。ネアンデルタール人よりさらに遠い系統のDNAだけが、そこに居座っていたのです。(以下ソース) 2026.08.28 20:30:55 引用元:…