編集元: 奥様が墓場まで持っていく黒い過去【黒の17】914: 2011/07/14(木) 14:39:07.22 ID:GfWlVRke0 黒いというか、つらい話ですが。 小学校の頃、登下校時に通るおじいさん一人暮らしの家があったんだけど。 ある日友達と道草食いながら歩いていたら声をかけられた。 「おじさんは可愛そうな猫を引き取って、とても良い所へ連れて行ってあげるお仕事をしているんだよ。もし捨て猫とか飼えなくなった猫がいたら誰にも内緒でここに連れておいで」 なんだか良い所って言うのが妙にワクワクした。 といってもそうそう捨て猫なんて居るもんじゃない。 でもその話の仲間に入りたかった私は、近所で飼われていてうちにも入り浸り、よくなついてて大好きだった猫を捕まえておじいさんの家まで連れて行った。飼い主が引っ越すから、と説明したと思う。 おじいさんはワクワクの私とは逆で、すごく冷静に猫を引き取り、私はすぐに帰されて消化不良な気分だった。 良い所の話とか聞かせてくれると思ってたのに。 ずいぶんたってから、祖母とお買い物に行った帰りだったか、おじいさんらしき人とすれ違った。 自転車の荷台になにか乗せているのを見た。 今でも忘れられない。ダンボールからニョキニョキ出ていたのは硬直した猫の足。。。 しかも何匹か分だったと思う。いろんな毛色のがあったような記憶がある。 祖母が「あの人はわけの分からん人でね。猫を捕まえてきて農薬食わせて川に流しに行くんだよ。昔からそんなことしてる。気持ち悪いから誰も相手にしていないけど」と言った。 背筋が凍りつく思いだったわ。 今でも猫が大好きだけど、一生懺悔の気持ちでいるよ。 たいしたことなくてごめん。…