1: 名無しのアニゲーさん 2026/08/04(火) 01:55:39.248 ID:lQdb52TXA 「どうせ受からないオーディションだから受けるだけ受けて華々しく散れば?」演劇に絶望して劇団を辞めようとしていた20代の私に投げられたこの一言が私の人生を変えた。その一言を放ったのはマネージャー。私を声の業界に叩き込んだ男だ。偏屈で、捻くれ者で、酒飲みで、プロレス好きで、カラオケ歌わせたらマイク飛ぶほど激アツで、ベロベロになって朝まで持論をぶちかまし、毎日酒臭い。季節問わず紺ブレ着てて「慶應ボーイの名残だ」なんて大真面目に言い張る。ほんっと、無茶振りのオンパレードで、お互い罵り合って、どんっだけ喧嘩したかわからない。でも、一緒に泣いて、怒って、笑って、二人して初めての仕事だらけをギャーギャー言いながら乗り越えて、「うん、お前が一番最高だな」と嘘偽りなく言ってくれて(いや嘘かも)、 一番の理解者で、一番の敵で、お互い剥き出しになってやってきた。そんなあいつが逝ってしまった。やりきれん。やりきれんよ。まだ早いだろ、バカヤロー。色々あって私は円を去ったけど、でもあんたは私をずっとみていた存在だ。バカヤロー。バカヤロー。バカヤロー。バカヤローしか出てこない。 縁っていうのはな、切ったって切れないもんなんだよ。だから人間やってんだ。あんたは私がやることをこれからもずっとみている存在だろが。私をつくったのはあんただろが。早いだろ、早すぎだろ、勝手に死ぬな、バカヤロー。くそ…バカヤローしか出てこない。今晩、わたしの枕元に立ちやがれ。あんたがどんだけバカヤローかとことん話し合おうじゃないか。枕元に酒置いてやるからよ。…まだまだ受け止められん。気のきいたことなんて言ってるもんか。バカ山吉…なぁ、嘘だと言ってくれ…。…