
1: 匿名 2026/07/30(木) 07:22:28 筆者は、2週間の滞在で合計56万人民元(約1300万円)を使った家族にインタビューした。その事例を紹介した上でインバウンドビジネスのヒントを提示したい。Aさん夫婦は杭州に居住している。金融関係で働いている妻(Aさん)と主に主夫をする夫、そして小学高学年の娘の3人家族だ。夫婦とも実家は商売人で不動産を保有し、高校からアメリカ留学するなど、豊かな環境で育った。実家からもらった不動産や金融資産からの収入だけで何も心配することのない暮らしができるはずだが、海外で修士号を取得した夫婦は、向上心も独立心も高く、現在も基本的には自力で暮らしている。妻は出張が多く、収入もダントツに高い。夫は家政婦のサポートを受けつつ育児を担当している。もともと夫が日本のストリートファッションに詳しく、来日するたびに爆買いしていた。センスが抜群で、ブランドにも敏感で、お友達からもたくさん買い物を頼まれていた。今でも訪日外国人観光客に人気のブランドや製品を見ると、「私は時代の先端に立っていて10年前からフォローしている」と自慢する。800万円のハリー・ウィンストンのリングからミシュランのお店の貸し切りまで、いままで日本を「憧れ」として消費してきた。ただ、コロナ後から様子が変わってきている。相変わらず高額な消費をしているが、「憧れ」から「中国で稼いで日本で使うのがコスパ最高」になってきた。略Aさんに再度日本の感想を聞いた。「いいよ。前は憧れの感じだったが、今は、人民元を稼いで日本で使うのがとてもハッピーだよ」と答えてくれた。「円安は日本円を稼いでいるあなた(筆者)に良くないと思うが、我々観光客にとっては大丈夫?と思うぐらい安い。そして、同じものだと中国のほうが元々2~3割高いので、ダブルチープで買いたくなる」「ただ、それ(安い)だけだと数年前のタイになるから、ちょっと寂しくなるね」と呟きもした。略これから、子供の成長につれ、パパ・ママ友家族とオーダメイド修学旅行や、中国語で説明してくれる美術館巡りの旅、親同士のオーダーメイドツアーもしたいが、「日本は中国人観光客をあまり好きではないようで、最近サービスのレベルも下がっているし、日本はいつまで私たちの好きな日本でいられるかね」とやや懸念を示した。「でも、今まで付き合った旅行をアレンジしてくれたエージェントはいいし、慣れてきたところに行けば楽しいのでしばらく大丈夫だろう」と最後に笑顔を見せてくれた。続く東洋経済オンライン訪日2週間で1300万円消費する中国人富裕層のホンネ「日本は中国人観光客を好きではない」「いつまで私たちの好きな日本でいられる?」〈再配信〉2026年、中国からの観光客数が激減する一方、来日する若い富裕層の存在が日本経済に大きな影響を与えています。2週間で約1300万円を消費した一家の実例から、彼らの本音や求める体験、今後のインバウンドビジネスの可能性を探ります。(※読者の反響が大きかった記事を再配信します。本稿は2026年4月13日に公開した記事を再配信したものです)…