全てのレス元スレ 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/15(日) 00:34:33.70 :68QvvrKK0 ああ、これは間違えたかな。ここにいる人々を見てそう思った。地域センターの集会ルーム、これから始まるナイトハイキングの集合場所だ。 スーパーの入り口に貼っていたナイトハイキングのチラシを見て小学生の頃に親と地元で同じようなイベントに参加した事を思い出し、なんとなく応募したのだが早速帰りたくなってきた。 集合場所にいるのは親子連れか年配の方々のグループがほとんどだ、僕みたいな若者はほとんどいない。一組だけいるがカップル連れだ。 そもそもこの場所に一人できているヤツなんて僕以外いなかった。思い出してみれば昔参加したときも同じような面子だったと思う。 これから夜通し一人で歩くのかと思うと頭が痛くなってきた、もう帰ろうか。参加費は払い損だがいいだろう。 そんな事を考えていると、また一人集合場所に人が増えた。 短めの丈のキュロットに黒のスパッツ、明るめのパーカーにリュック。 格好はまさにこれからハイキングに出発するためのもの。 だがそれ以上に目立つ碧い瞳、褐色の肌。腰まである金髪はサイドに束ねられている。 あまりに綺麗で目が離せなかった。 そのあからさまな視線に気付いたのか、少女と目が合った。そして自分がいる壁の方まで歩いてくる。 「おとなり、よろしいでございますか?」…