1: 煮卵 ★ 2025/07/13(日) 18:48:03.05 ID:NligtgYy9 立山黒部アルペンルートで昨年運行を終えた日本最後のトロリーバスの搬出作業が10日、室堂(富山県立山町、標高2450メートル)で行われた。有終の美を飾るかのような快晴の下、トロバスは長年親しんだアルペンルートに別れを告げた。 トロバスはトロリー線と呼ばれる架線から電気の供給を受けて走る。見た目はバスだが、鉄道の一種「無軌条電車」に分類される。路面電車より整備費が安く、戦後には都市部で相次ぎ導入されたが、1972年に横浜市で廃業したのを最後に、都市部では姿を消した。 排ガスを出さず環境負荷が小さいとして、96年に立山黒部貫光(富山市)が室堂―大観峰(だいかんぼう)間で導入した。ただ、老朽化で車両更新の時期を迎える中、部品調達が難しくなり、昨年11月末で廃止に。今年から電気バスへ転換した。これにより、日本初のトロバスが1928年に兵庫県で開業して以来、約1世紀にわたる国内のトロバス史に幕が下りた。 搬出作業は昨年10月17日、今月3日にも実施した。10日は全8両中、最後に残った3両をクレーンでつり上げて陸送用のトレーラーに載せ、廃車作業を手がける県内の工場に運んだ。 長年、トロバスの整備や運転を担当し、作業を見守った同社室堂運輸区の早川忍技術長(52)は「トロバスは作業場所まで車載バッテリーで自走し、最後の最後まで壊れずにいてくれた。さみしさでいっぱいだが、思い出を胸に刻み、次の時代に進みたい」と感謝の言葉を贈った。 [読売新聞] 2025/7/13(日) 17:32 引用元: ・【トロバス】国内最後のトローリーバス、廃車場へバッテリーで自走…「最後の最後まで壊れずにいてくれた」 [煮卵★]…