1: 2025/07/14(月) 13:37:32.45 ID:qSnx9FG60 選挙の投開票を巡り、根強く流布しているデマがある。 「投票用紙が書き換えられる」「開票所にスパイがいて結果を操作している」といった、意図的な「不正選挙」に関する言説だ。 そんなデマは今、ネット上に限らず、街角でも、まことしやかに語られている。 ◇大学生「県庁の偉い人が書き換え」 6月末、外国人排斥を訴えるデモが東京都内であった。マイクを握った若い男性は、懇願するように参加者へ語りかけた。 「皆さん、選挙に行ってください。でも、絶対にボールペンを持参してください。中国のスパイが投票所に紛れ込んでいるからです」 投票所に鉛筆だけが置いてあるのは、後から消すため――。そんな風説は何年も前から飛び交っている。根拠はないが、信じて筆記具を持参する人もいる。 2024年11月の兵庫県知事選投開票日の前日。神戸・三宮に斎藤元彦氏の演説を聞きに訪れた大学2年の女性(20)は、隣の友人にこう話していた。 「投票所の鉛筆で斎藤さんの名前を書くと、対立する人の名前に書き換えられちゃうんやって」 そう信じて、期日前投票にボールペンを持っていったという。 記者が声をかけると、女性はユーチューブで「斎藤氏を落選させたい『誰か』が投票用紙から名前を消している」という発信を見たと説明した。 初めて投票に行ったといい、「後で書き換えるために鉛筆しか置いていないんですよね」と語る。 「誰が書き換えるのでしょう」と問うと、「分からないけど、県庁の偉い人とか?」と返ってきた。…