全てのレス元スレ 2: ◆u2ReYOnfZaUs:2018/07/05(木) 18:13:56.93 :8O0RAJc50 一ノ瀬志希は、すんすんと鼻を動かした。不本意に招かれた、女性芸能人の別荘。 ひとの匂いがしない。わざとらしいローズの芳香剤が鼻につく。 話は続いている。聞くに堪えない、退屈な話。 自分は男性経験が豊富なの。だから尊敬してね。 それだけの話を3時間も引き延ばして続けている。 いっそ、「私のことを敬え!」と直接言ってくれた方がまだ、志希はその生々しさに興味を持つことが可能である はやくおうちにかえりたーい。志希がそう思っていたとき、話が振られた。 「志希ちゃんは、“あっち”でどれくらい経験したの?」 「フラスコと鉄ペンで二股かけてたよ〜」 おもしろーい、という周りの声。その言葉には言葉自体の意味は数パーセントもないだろう。 ただの脊髄反射のようなもの。 つまんなーい。志希は頭の中で、連想ゲームを始める。 ひまわり、カクバクダン、ゴジラ、マリリン・モンロー、チュパチャップス、杏ちゅわーん。…