
1: 2026/06/18(木) 18:05:16.45 “『電車にGO!』にそっくり”と物議醸す鉄道シム『Retro Rail GO!』開発者、「開発中止を検討している」と明かす。殺到する批判に回答 レトロ風鉄道シミュレーション『Retro Rail GO!』を手がけるBarely Making Gamesは6月18日、「つらいお知らせ」と称したニュースレターを公開した。同作へ寄せられた批判に対する心境を綴り、ゲームの開発中止も検討しているという。 『Retro Rail GO!』はレトロなグラフィックが特徴の鉄道シミュレーションだ。低ポリゴンのグラフィックとレトロサウンドを通じて、90年代コンソールの質感を再現しているという。日本風にアレンジされた架空の路線を舞台に、ゆったりとした鉄道ドライブや、厳格な時刻表に沿った本格的な車掌体験などが楽しめることがアピールされている。 本作は6月16日から開催されている「Steam Nextフェス」に掲載されると、大きな注目を集めた。2日間でウィッシュリストは約1000件も増加し、さらにゲームメディアにも取り上げられたことで、X上でも大きな反響があったそうだ。一方で今回開発者はSteamの本作ニュースにて「つらいお知らせ」と称したニュースレターを公開。開発者によると、本作に対して「パクリ」や「クローン」 といった批判の声や、日本の企業に訴えられてプロジェクトが取り下げられたらいいとする声もあったという。こうした反応を受けて、現在ゲームの制作を諦めることを真剣に考えていると伝えている。 本作は90年代のゲームを思わせるレトロなグラフィックと、鉄道運転シミュレーターというユニークな組み合わせが注目を集めている。その一方で、タイトーが展開する『電車でGO!』シリーズとの類似点を指摘する声も多い。タイトルからも同シリーズのオマージュであることがうかがえることに加えて、ゲームプレイやUIが同作と類似しているとする声もある。そうしたことからも、“オマージュではなくパクリなのではないか”とする意見も飛び交い、賛否が分かれている状況だ。 本作を手がけるBarely Making Gamesは、itch.ioではGeneralMenezesという名義で本作のデモ版を配信している。ブラジルを拠点とする開発者のようで、ソフトウェアエンジニアとしての経歴を活かし、ゲーム開発に打ち込んできたようだ。 同氏は今回の声明で、言語の壁から有名な日本のゲームの多くを遊ぶことができなかったと述懐。米国やEU以外の国に向けてはあまりローカライズがおこなわれないことから、同じような境遇では同様の苦労をしてきたゲーマーも多いだろうと述べている。そこで自身が初めてSteamで販売する作品として、そうした小さな空白を埋められるのではないかと考え、手ごろな価格かつ短時間でも楽しく遊べるレトロな鉄道運転シミュレーターを、複数の言語にローカライズしようと『Retro Rail GO!』を手がけてきたそうだ。 一方で上述したような批判が寄せられたことを受けて、GeneralMenezes氏は、『Retro Rail GO!』はノスタルジーを土台としているとしながらも、著作権を侵害することや、誰かを不愉快にすることは意図していなかったと主張。ただ作る側と遊ぶ側が純粋に楽しむための、小規模な需要に向けた小規模作品だったと述べている。金儲けを目的としたものではないとのこと。 また、同様に批判が寄せられているAIアセットについては、Steam Nextフェスにデモ版を間に合わせるために仮画像として少数使用しているだけであり 、すでに差し替えに向けてプロのアーティストに正式画像の制作を依頼しているとのこと。本作が既成アセットやAI生成物を寄せ集めただけのゲームではないとしている。ただし、非難が寄せられ、場合によっては法的な問題さえ懸念されうる状況において、対処を続けるだけのリソースはないとも説明。同氏は状況が少し落ち着くのを待ってから、本プロジェクトを中止するのかどうかを決めると伝えている。 Steamでは多種多様な作品が展開されるなかで、オマージュやリスペクト、精神的続編といった説明とともに過去の人気作などを踏襲したゲームが展開されることも珍しくない。とはいえ盗作とオマージュの明確な線引きはなく、オマージュ元に酷似した作品が物議を醸す例もしばしばみられる。法的に問題ないか、あるいはプラットフォーム上で販売が認められるかどうかは権利者の判断やSteamの審査に委ねられている部分が大きいとはいえ、今回の事例からはオマージュ色の強い作品がユーザー間で波紋を広げるリスクも垣間見える。 ※関連記事 【画像】この漫画の「ダメ人間」と付き合っている彼女の話、少し怖くて草wwwww…