546: 名無しさんといつまでも一緒 2009/05/05(火) 11:34:25 0 四月に入った新入社員数人が俺の課に配属され、仕事のフォローしたり飲み会に連れていったりしている。 そのうちの一人が、俺に毎晩のようにメールしてくる。 「課長、昨日はごちそうさまでした。今度二人きりで飲みにいきましょう」とか 「課長みたいな上司に出会えて、本当に幸せです」とか。(書いてて恥ずかしいな) そんなメールをシタ嫁がこっそり見ているのを知っているが、あえて知らないフリ。 (やましいことないから、携帯はロックもかけずに机に放置) 心の中では笑いながら、こう言っている。 シタ嫁よ、俺にメールする部下は、名前が女ともとれるが(まこと、とか、ひろみ、とかそんな感じ) れっきとした「男」だ。柔道やってるイカチイ奴だ。 毎日メールしてくるのは、俺が毎日叱ったり、仕事のフォローをするからだ。 あと、社会人として一人称で「俺」はやめろ、と言ってあるから、メールの一人称は「私」なんだ。 「最近、私がフリンしていたときの貴方の気持ちが分かってくるようになったの。本当にごめんなさい」 とさりげなく言い、以前にもまして俺に甘えたり、尽くしたりするシタ嫁。 そろそろ事実を公表すっかー、と思いつつ、この状況を楽しむ俺がいる。 俺、性格悪いな。…