1: タヌキ(秋田県) [US] 2026/06/14(日) 14:21:42 ■ソウルフードはマイタケ(秋田県) 関西で育った私にとって、マイタケはあまりなじみがないキノコだった。 1999(平成11)年秋に東京へ移り住むと、スーパーに普通に並んでいるので「何に使うのかな」と思っていたほどだ。 当時はきりたんぽ鍋ぐらいしか思いつかなかった。 東京は関西と比べて東北地方に近いせいか、鍋ものシーズンには店頭できりたんぽを見かけることもあったが、マイタケは年中ある。 当時よく一緒に仕事をした編集者が 宮城県仙台市出身の東北人だったので、「マイタケって何に使うんですか?」と聞くと、「え! 何にでも使えるよ」と答える。 何にでもって何? やはり東京に来て間もない頃、夫の誕生日ディナーで11月に無国籍料理店の「KIHACHI」へ行くと、「本日のおすすめです」と人の頭ほどもありそうなマイタケを見せられた。 マイタケ料理を選ぶと、予算をはるかにオーバーするので断ったが、せめてどんな料理にするのか聞けばよかった。 秋田県では、串にご飯を巻きつける、手間がかかるきりたんぽも鍋にするが、日常的にはご飯をすり鉢などで搗(つ)いて丸める「だまこ」を使っただまこ鍋をつくるほうが多いそう。 しかし、他の材料は同じで、農水省のウェブサイト内の「うちの郷土料理」によると、マイタケ、セリ、ゴボウ、長ネギ、糸こんにゃく、鶏肉などが一般的。 以前、 「秘密のケンミンSHOW極」では、だまこ鍋を「これ以外の材料は使わない」と紹介していた。 鍋ものと言えば想像しがちな、白菜や豆腐を入れると味がぼやけるそうだ。 秋田では鍋料理以外の何にマイタケが使われてきたのだろう、と思って『日本の食生活全集⑤聞き書 秋田の食事』を開いたところ、まともにマイタケが登場する地域は、 紹介されている7つの地域のうち1カ所しかない。 「“豆ご飯用の豆”がない?」関西出身の生活史研究家が東京で気づいた“ご当地食材”の地域差〜47都道府県おいしいもの巡り(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース関西で生まれ育ち、生活史研究家として日本全国の食文化を見つめてきた阿古真理さん。新著『47都道府県おいしいもの巡り』から一部を抜粋し、ご紹介します。 【本記事では、秋田・茨城・和歌山の食材を取り上Yahoo!ニュース…