1: 昆虫図鑑 ★ 2026/06/12(金) 18:23:49.01 ID:0QLMiEe8 中国のサッカーファンのお目当てはスター選手ではないようだ 北米で6月11日に開幕したFIFAワールドカップ(W杯)に、中国は出場していない。しかし、それでも中国のサッカーファンは、母国ゆかりの人物を見つけて声援を送っている。中国のSNSユーザーは、鋭い目つきの審判、馬寧(マー・ニン)に注目している。 46歳の馬は、2つのW杯で審判に任命された初の中国人である。カタールで行われた2022年大会でも審判を務めた。中国男子代表は2002年以来、W杯出場権を獲得していない。 中国スポーツアナリストのマーク・ドライヤーは本誌に対し、「W杯に中国男子代表が出場せず、中国でW杯が開催されてもいない中で、審判として馬寧が登場したことは注目に値する。規模は限られるとはいえ、中国がサッカー分野で世界に通用する専門性を育ててきたことを示しているからである。」と語った。 あだ名は「カードマスター」 ネットユーザーは、馬には独特の強みがあると冗談を飛ばしている。今年のW杯に中国が出場していないため、馬が中国贔屓の判定を疑われる余地はなく、「弱点がない」というのだ。 遼寧省北東部の阜新で生まれた馬は、南京体育学院で体育や陸上競技関連の授業を教えている。 2011年にFIFA登録審判となって以来、AFCアジアカップやAFCチャンピオンズリーグなど、アジア最大級の大会で審判を務めてきた。 妥協を許さない判定により、馬は中国のファンの間で「カードマスター」というあだ名を得ている。この評判は、2015年に上海で行われた激しい中国スーパーリーグの試合で、レッドカード3枚、イエローカード9枚を出したことに由来する。 馬自身もそのイメージを受け入れている。現地メディアによると、自身のSNSでネットユーザーに対し、「ここに来る者は誰であれレッドカードを受けることになる!」と冗談めかして警告した。 多くのネットユーザーは、大きなプレッシャー下でも冷静さを保つ馬を称賛している。 「激しい試合では、審判は徹底して冷静でなければならない。馬寧はいつもそれができている」 馬の知名度をさらに高めているのは、W杯期間中、テクノロジー大手のレノボ、家電メーカーのハイセンス、乳製品メーカーの蒙牛など、中国の大手企業数社のブランドアンバサダーも務めていることである。 あるネットユーザーは「試合をまったく見ないうえに、人の顔を覚えるのが苦手な人間が、今では審判を見分けられるようになるなんて、誰が思っただろうか」と述べている。 「他の国では、広告契約はスター選手のものになる。中国では、それが審判のものになる」 マイカ・マッカートニー (アジア安全保障担当、台北在住) ニューズウィーク日本版…