1: 冬月記者 ★ 2026/06/08(月) 10:48:23.44 ID:L82EOFu59 なぜ今の日本代表は強いのか 森保ジャパンが体現する「同質性の中の多様性」 日本代表はワールドカップ8大会連続出場を果たした。そして今、多くの選手が「優勝」を口にする。 かつてなら夢物語と受け取られたかもしれない。しかし現在、その言葉を聞いても違和感は少ない。むしろ「本当に可能性があるかもしれない」と感じる人も増えているのではないだろうか。 では、日本代表はなぜここまで強くなったのだろうか。チームビルディングの観点から、私はその理由を「同質性の中の多様性」に見出している。 多様性だけでは組織は強くならない 近年、多様性の重要性が語られることが増えた。もちろん多様性は重要である。 異なる経験。異なる価値観。異なる強み。 これらは組織に新しい発想や可能性をもたらす。しかし、多様性だけでは組織はまとまらない。 私は企業研修などで、よくこんな例えを使う。 バスに乗り込んだあとに、「このバスはどこに向かうのですか?」と尋ねる人はいない。 自分の行きたい場所があり、バスの目的地を確認した上で乗り込む。 子どもが所属チームを選ぶ時も、大学生の就職活動も本質は同じだ。 まず個人と組織が向かう方向を共有すること。 そして、求められる基準やレベル感が揃っていること。 その上で、多様な人材が集まること。 困難な状況に強い組織には、この順番がある。 2014年ブラジルワールドカップ当時、日本代表は「史上最強」と呼ばれていた。 私自身も期待していた。 本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司ら、多くの主力選手が世界のトップリーグで活躍していた。 しかし、「優勝」を公言する選手がいた一方で、「現実的にはベスト16進出」と言っていた選手がいたことは、当時の記事でも報じられていた。 そして、ザッケローニ監督自身も、ワールドカップでの目標を明言していなかったと記憶している。 少なくとも現在の代表のように「優勝を目指す空気」がチーム全体に浸透していたとは言い難かったのだろう。 もちろん、それだけが結果を左右したわけではない。だが、強い組織には共通の目標がある。 その意味で、現在の日本代表は当時とは異なるステージに立っているように見える。 日常の基準が世界基準になった その後、日本代表は大きく変化した。 象徴的なのは「日常の競技レベル」の変化である。 かつては欧州でプレーする選手と、そうではない選手との間に大きな差が存在した。 本田圭佑が国内組の選手に対して、「欧州でプレーする選手を憧れのように見てもらっては困る」と辛らつな指摘をしたエピソードは有名だ。 しかし現在はどうだろう。 チャンピオンズリーグを経験する選手。 欧州5大リーグで主力として戦う選手。 彼らにとって、ドイツ代表やスペイン代表の選手はもはや特別な存在ではない。 毎週のように対戦している相手である。 つまり、日本代表全体の日常の基準が「世界基準」になったのである。 目標だけでなく、競技レベルでも高い基準が共有されるようになった。 これもまた、組織における重要な同質性と言えるだろう。 そして今の日本代表は非常に興味深い。 目標は明確に揃っている。 日常の基準も高いレベルで共有されている。 つまり、組織としての「同質性」が担保されている。 一方で、選手たちの個性は実に多様だ。 同じ方向を向きながら、それぞれが異なる武器を持っている。 私はこれこそが「同質性の中の多様性」だと考えている。 同じ目的地を目指しながらそれぞれが違う価値を発揮することであり、ひとりひとりの顔が見えるチームだ。 続きはリンク先…