補聴器はつけているけど、こちらの言うことをほとんど聞き取れていないのか、一度市役所の窓口で恐ろしく時間を取られたことを覚えていました。でも両脇にいる2人は健常者のようだったので、最初に顔を見た時に「あっ」と思っただけで、その時まではなんの影響もなかったのです。ある保護者が挙手をして、質問をしました。ところが、真ん中の人は聞き取れていないようで、すまし顔で宙を眺めています。質問をした保護者も答えを待つ他の保護者も、「???」となっていましたが、両脇の2人がフォローする事もなく、また真ん中の人がフォローを求める事もなく、おかしな時間が数十秒流れました。障者雇用が広がってきた最近の状況は、障児を持つ保護者としては、希望でした。でも、役所であっても、それも福祉課で、こんな適材適所とは真逆のことをするなんてと、その場にいた内のかなりの数の保護者が強い失望感を覚えました。またご本人も、聴覚障があったとしても、今回のように空気がおかしくなっているとか、気づかないものなのかなと思いました。就職は、健常者にとって以上に、障者にとっては難関です。特性をうまく活かしてくれるところにとってもらえるように、学校の職員の皆さんも頑張ってくれます。保護者としても、子ども本人が自尊心を保ちつつも自己評価が高くなりすぎないようにと、日々神経をすり減らしています。数年前の出来事ですが、ふと思い出したので、吐き出して皆さんに聞いていただきたいと思いました。終わりです。…