
1: 仮面ウニダー ★ 2026/05/28(木) 06:41:13.95 ID:Xijc851A 中央日報/中央日報日本語版2026.05.27 13:43 日曜日だった17日午後5時、蔚山南区長生浦(ウルサン・ナムグ・チャンセンポ)クジラ文化特区の船着き場。曲線形の白い船体に、 水面に飛び上がるイルカの絵が描かれた「コレパダ旅行船」(韓国語で「クジラの海」の意)が船着き場へ入ってきていた。 船から降りる乗客たちの手には、それぞれ名刺ほどの大きさの紙が握られていた。長生浦クジラ文化特区にあるクジラ博物館など 一部施設に無料で入場でき、入場料も40%割引になる割引券だ。海へ出たもののクジラに出会えなかった時に配られる。 船から父親の手を握って降りてきたある子どもは、「パパ、どうしてクジラは出てこなかったの?」と泣きそうな顔をしていた。 70代のある乗客は、「こんな割引券、どこで使えっていうんだ」とぶっきらぼうに一緒に来た人たちに話していた。 蔚山のクジラ観光を代表する「コレパダ旅行船」が、今や「クジラを見られない船」になった。2013年に就航したコレパダ旅行船は、 韓国で唯一、海へ出て野生のクジラを直接観察する観光船だ。全長42.38メートル、幅10メートル、550トン級の規模で、一度に365人 を乗せることができる。しかし最近はクジラ発見率が急激に低下し、利用客の減少と赤字運営という二重苦に直面している。 最近、蔚山南区議会の朴仁緖(パク・インソ)議員が蔚山南区都市管理公団から提出を受けた「2025年運営決算および2026年 運営管理計画」によると、昨年のコレパダ旅行船の収入は約3億5000万ウォン(約3700万円)、支出は約8億ウォンで、 約4億4000万ウォンの赤字を記録した。船舶用燃料費だけで約9700万ウォンとなり、全体支出の12.2%を占めた。 最近の高止まりする原油価格基調も続き、運営負担はさらに大きくなる見通しだ。利用客も期待に及ばなかった。 昨年は計134回運航し、2万4650人が乗船した。1回当たりの平均乗客数は184人で、乗船定員(365人)の半分程度にとどまった。 朴議員は「観光効率や満足度の面で、コレパダ旅行船の運営を再検討すべき時期だ」と述べた。 不振の最大の原因は、クジラ発見率の低下だ。昨年3月から10月まで73回にわたりクジラ探査に出たが、実際にクジラを目撃したのは 3回だけだった。最後の目撃は昨年8月だ。3月28日の今年の初運航以降、現在までクジラ発見は0件だ。 クジラ発見率は年々低下している。2019年に20.3%だった発見率は、2020年13.0%、2021年14.6%、2022年7.1%、2023年5.2%へと 下落した。2024年には10.5%までやや回復したが、昨年再び4%台へ急落した。2009年に関連統計の作成を始めて以降、 最も低い数値だ。 最大の原因は航路変更だ。イルカが頻繁に出没する蔚山北区亭子港(チョンジャハン)近海は、かつて主要な探査区間だった。 しかし正式航路ではなく、安全上の懸念があるという理由で、2019年ごろ海洋当局が指定航路の利用を求めた。 これにより、航路は東側海域へ変更された。運航時間が3時間に制限されている点も問題だ。これに加え、水温変化と餌の減少まで 重なり、クジラの移動経路自体が変わったとの分析も出ている。クジラの主な餌となるイカ・ニシン・カタクチイワシが減れば、 クジラの群れも別の海域へ移動する可能性が高い。蔚山南区都市管理公団の関係者は、「クジラの出没が多い海域まで行けるよう 航路調整を要請したが、現行の船舶入出港法上、指定航路に従わなければならず、現実的には容易ではない」と話した。 公団は、クジラの出現が集中する6〜8月には、探査回数を1日2回に増やし、発見率を高める計画だ。 また、花火鑑賞やEDMパーティーなど体験型プログラムも拡大した。「クジラを見る船」から「海を楽しむ船」へと活用範囲を広げ、 突破口を探る考えだ。蔚山市関係者は、「クジラの出現が多い時期に探査を強化するなど、コレパダ旅行船が地域観光活性化に 寄与できるよう努力したい」と伝えた。…