667: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2009/06/02(火) 00:41:34 ID:ji2lGK2f 小学生の頃の誰にも言えなかった話。 小学生女子だった私は、その日学校主催の廃品回収に参加し、民家の玄関先に出してある古雑誌や古新聞を集積場所に持っていく作業をしていた。 途中、近所のゴミ捨て場にカバンが捨ててあるのが目に入った。 ゴミの日でもないのにカバンだけポツンとあったので、なんとなく気になってフタを少し開いたら、雑誌がギッシリ入っていた。 表紙や背表紙は見えなかったものの、雑誌がたくさん、ということは判ったので、 「ゴミとして捨てるより資源にした方がいいはず!廃品回収に持っていこう!」そう思ってフタを閉め、 古紙の集積場へとカバンごと持っていった。 集積場にカバンごと雑誌を置くと、私はすぐ民家の玄関先から古新聞を運ぶ作業に戻った。 再び集積場へ戻ると、何か騒ぎになっていた。 「カバンからいかがしい本めっちゃ出て来た~!!(゚゚)ノ」と男子達が・・・ そう、私が持っていった雑誌入りのあのカバン・・・! カバンごと古紙回収には出せないので、監督にきていた保護者が雑誌をカバンから出してヒモで縛りなおそうとしたところ、 ギッシリ詰まった中身は全ていかがわしい本だったらしい。 もの凄く恥ずかしかった・・・。 幸運にも、私がカバンを持ってきたことは誰も見ていなかったらしい。 もし私が持ってきたことがバレたら男子達にはからかわれ、保護者や先生には怒られるだろう。 親にはもっと怒られるだろう。 罪悪感はあったが、私はそ知らぬふりをした。 騒ぎにはなったものの、その後保護者や先生はそれ以上追及しようとはしなかった。 廃品回収に協力してくれるのは近所の人だから、いかがわしい本出した人が判明したら気まずいだけだからだと思う。 今まで誰にも言わなかったけれど、あの時騒ぎを起こしてごめんなさい。 ゴミ捨て場にある物は「捨てる理由がある」ということを痛感しました・・・。…