1. 匿名@ガールズちゃんねる なぜ、西松屋は一見非常識な「ガラガラ」戦略をとっているのでしょうか。実は「ガラガラ」こそが、西松屋の“顧客体験”には重要なのです。 西松屋の顧客の多くは親子連れで、ベビーカーや子どもと一緒に買い物に来ています。 このようなお客さんにとって西松屋は ●いつ行ってもお店が「ガラガラ」で他の顧客を気にしなくていい ●通路も幅広いためベビーカーもすれ違いやすく、子どもが人にぶつかる心配もない ●店員が少ないため、気兼ねなく買い物ができる ●BGMがなく店内が静かで、子どもが寝ていても落ち着いて買い物できる 場所となっています。 つまり、親子連れの顧客がストレスなくゆったりと買い物体験ができるよう設計されているのです。 あらためて西松屋のビジネスを「誰に何をどのように提供し、どのように儲けるか」の視点で見てみると、西松屋は、「親子連れの顧客が本当に求めている顧客価値は何か」を深く洞察し、見た目には「ガラガラ」な店舗という形で実現し、標準化された低コストのチェーンオペレーションを徹底することで、「低価格」と「買い物のしやすさ(広い通路、探しやすさ、近隣での入手可能性)」という明確な顧客価値を顧客に提供しています。それは、多くの日本企業が持つ「手厚いサービスのホスピタリティーこそが顧客満足につながる」という常識とは一線を画すものです。 2025/07/03(木) 00:41:06…