アメリカが韓国への北朝鮮の情報共有を一部制限(TBS) 韓国政府高官が北朝鮮の核開発に関する機密情報を公で発言したことをめぐり、アメリカ側が今月から韓国への北朝鮮に関する情報共有を一部制限していることが分かりました。 この問題は、韓国で北朝鮮政策を担当する統一部の鄭東泳長官が先月、国会の外交統一委員会で、北朝鮮のウラン濃縮施設の場所として、すでに知られている2か所に加え、新たに北西部の亀城を挙げたものです。 北朝鮮の核関連施設の情報は、アメリカが偵察衛星などで情報を収集し同盟国の韓国にも共有しているもので、アメリカ側は共有した機密情報を鄭長官が漏らしたとして、韓国側に抗議したとされています。 韓国軍の関係者によりますと、アメリカ側が今月初めから北朝鮮の一部情報について共有を制限し始めたということです。 一方、ミサイル発射などの情報共有は正常に行われているとしています。 (引用ここまで) 先月のはじめ、チョン・ドンヨン統一部長官(大臣に相当)が「北朝鮮は寧辺、降仙、亀城に濃縮施設があり、ウラン濃縮を行っている」と発言したのですね。 北朝鮮に第3のウラン濃縮施設? 韓国統一相が「亀城」に言及(聯合ニュース) これまで商用衛星画像の解析結果からそうなのではないか、との憶測は何度も流れてきていたのですが、韓国政府の閣僚が「亀城にウラン濃縮施設がある」と言及したのははじめてのことでした。 この発言で「へー、なんかアメリカが対北朝鮮政策で新しいステージに向かおうとしているのかな」と思ったのですよ。 アメリカがわりとそうした警告を出すパターンってあるんですよね。 ウクライナ戦争以前にもロシアに侵攻の兆候があることをアメリカ当局は何度も警告していました。 その内容もかなり具体的な軍団の動きに言及したものでしたね。 これは「おまえらの動向はすべて見えているからやめろ」と制動させようとする方向性であったと思われます。 それと同じ方向性なのかなーと思って見ていたのです。 アメリカが北朝鮮への情報を韓国を通じて出してきたのだろう、と。 今月になって風向きがいきなり変わりました。 アメリカ当局から韓国政府に対して「なぜ亀城に言及したのか。その背景を知らせろ」と言い出したのですよ。 北朝鮮に第3のウラン濃縮施設? 韓国統一相言及に米側が背景問い合わせ(聯合ニュース) アメリカ側の認識としては「極秘情報」とまではいかないものの、公の場で閣僚クラスによって明かされる必要はない情報であるとのものだったのでしょう。 前述したように「亀城には濃縮施設がある」との話は研究機関等からすでに出ているもので、既知のものではあるわけです。 ただ、それと「閣僚が口にする」(政府認識を明らかにする)のは異なるのも当然の話。 で、結果としてアメリカ側は「韓国との情報共有なんてやってらんねーな」となったとの話題が冒頭記事。 ……まあ、しょうがないですね。 そうした問題を越えてまで韓国との情報共有を行おうとする意思がアメリカにはないってことです。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 「日韓協力は可能なのか」との話題を安保面から見てみる 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…