ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた13 (ヴァルキリーコミックス) 1: 2026/04/16(木) 11:42:09.854 ワイの人生はたぶんどこにでもあるような始まりだった。特別に恵まれていたわけでも不幸だったわけでもない。ただ普通に生まれて、普通に育ったはずだった。 子どもの頃は何も考えなくても毎日が過ぎていった。学校に行って遊んで帰って寝る。それだけでよかったしそれがずっと続くような気もしていた。 少しずつ周りとズレ始めたのは中学あたりからだったと思う。理由はよく分からない。ただ、なんとなく居心地が悪くなっていった。高校に入る頃にはその違和感ははっきりした形になっていて人間関係もうまくいかず気づけば「逃げる」ことが増えていた。 進路も流されるまま決めた。深く考えることを避けた結果うまくいくはずもなかった。 20代に入った頃、最初はただの休憩のつもりだった。少し疲れたから立ち止まるだけ、そのうちまた動き出せると思っていた。でも、その「少し」が気づけば長くなり外に出る理由も減っていった。 気がついたときには完全に止まっていた。 昼と夜は逆転し誰とも話さない日が増え時間だけが静かに過ぎていく。周りは就職して結婚してそれぞれの生活を築いていくのに自分だけが取り残されているような感覚だけが残った。 家族の言葉も最初は心配だったのにだんだん重くなっていく。答えられない問いだけが増えていった。 何度も「このままじゃダメだ」と思った。変わろうと決めた日もあった。でも、その決意は長く続かない。気づけばまた同じ場所に戻っている。 年齢だけは確実に積み重なっていくのに自分の中身は何も変わっていないように感じる夜がある。将来のことを考えると眠れなくなって、結局昼まで寝てしまう。 そしてある日、親が歳を取っていることに気づく。その現実は今までのどんなことよりも重くのしかかってくる。 終わりがどうなるのかはまだ分からない。ただ一つだけ確かなのはこれはまだ途中だということ。 詰んでいるように見えてもまだゲームは終わっていない ※関連記事 【悲報】ワイニート(28)、警官になろうと警察学校に入った結果wwwwwwwwww…