
1: かみのけ座銀河団(東京都) [US] Y1parpFL0● BE:662593167-2BP(2000) 2026-04-09 15:36:17 sssp://img.5ch.io/ico/taxi.gif 米軍の新基地建設が進む沖縄県名護市辺野古の海で痛ましい事故が起きた。3月16日午前10時過ぎ、ヘリ基地反対協議会の抗議船「平和丸」と「不屈」が辺野古崎の沖で転覆し、研修旅行中だった同志社国際高校(京都府京田辺市)の2年生18人と乗組員3人が海に落ちた。平和丸に乗っていた生徒(17歳)と「不屈」の船長(71歳)が亡くなり、14人がけがを負った。 事故後、筆者は取材で十数人に直接または電話で話を聞いた。誰もが「あってはならない事故」「原因を徹底的に調べるべきだ」と語った。だが、総じて口が重い理由は、辺野古で座り込みを続ける県内西原町の男性が語った次の言葉に集約できるだろう。 「人の命は重い。言いわけは一切できない」 新基地建設反対運動は命を守るための運動だ。その中で2人が亡くなったという事実に向き合う時、日本政府の沖縄への行ないに対して言いたいことが山ほどあるのに、黙るしかない。 読谷村の女性は、ミジウトゥルー(水が怖い)のため抗議船に乗ったことはないが、「辺野古は誰もが行くべきところ」と語る。海はまぶしくて、山の緑が深い辺野古からは日本政府の姿がよく見えるからだ。これまで辺野古の現実を子どもたちに知らせる役割を担ってきたヘリ基地反対協議会の営みが全否定されそうな現状が悔しく、辺野古を訪ねる高校生がいなくなることが怖いという。「あの事故は何だったのかを考える時間がほしい」 ■それでも来てほしい 大阪府の西野千代さん(62歳)は昨春まで京都府南部の公立中で教師を務めた。人権・平和学習に熱心で在職中に修学旅行先を沖縄に変えた。「教室の中で学べるものは限られているから」だと言う。 「教室でも『平和は大切です』と言える。でも平和学習はそんなものじゃない。現地に行き人と会い話を聞く。生徒は現地の痛みを知り、何かをしなければあかんと生き方を問い直す。平和学習ってそういうものだと思います。私がそうでした。沖縄を初めて訪ねて、オスプレイの音はこんなにもうるさくて基地がこんなにも近くにあるんだと衝撃を受けましたから」 安全対策を見直したうえで、沖縄での平和学習を続けることを西野さんは願う。 恩納村の男性は「運動をする人」と「しない人」との距離が前から気になっていた。「僕のような者がぽっと顔を出して、座り込みに参加しますと言いにくい雰囲気がありました」。抗議船が海に出ていることも今回の報道で初めて知った。「県民みんなの意見を反映できる場をつくって平和学習のありかたを考えたらどうだろうか」 インターネットには「活動家」が「偏った思想」を高校生に植えつけている、「助けなくていいわ/船ごと沈めろよ」といった誹謗中傷の投稿が吹き荒れている。 だが前記の男性は「辺野古で活動しているのは地道にやっている人たちです。僕が知ろうとしなかっただけです」と言い、次のように語った。「だから僕が悪い。一部の人たちだけがやるものと考えて離れていったのは僕です」 すべてを他人事とし、他者を貶めることに快楽を覚えてネットに書きこむ人のような思考回路があれば少しは楽になるだろうに……。筆者が思わずそんなことを考えてしまうほどに、男性は俯いて「僕が悪い」を繰り返した。…