イラン代表、W杯本大会不参加を表明 スポーツ大臣が「いかなる状況でもW杯に参加することはできない」 中東情勢の緊迫化が、ついにサッカー界最大の祭典に深刻な影を落とした。イランのスポーツ・青少年大臣を務めるアフマド・ドニャマリ氏が、今年6月に開幕する北中米ワールドカップ(W杯)へのイラン代表の不参加を表明した。イランメディア『presstv』が11日に報じている。アジア最終予選を首位で突破し、4大会連続の出場権を手にしていた「アジアの雄」が、ピッチ外の要因で大会を去る可能性が高まっている。ドニャマリ氏は、現在のアメリカとの軍事的な緊張関係を理由に、アメリカ国内で開催される試合に自国代表を派遣することへの強い懸念を表明した。「いかなる状況でもW杯に参加することはできない」と国営放送で述べた イランはグループステージでニュージーランド、ベルギー、エジプトと同組で、いずれもアメリカ国内での試合が予定されていた。この事態を受け、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は11日、アメリカのドナルド・トランプ大統領と急遽会談。歩み寄りの姿勢を模索した。 インファンティーノ会長のSNSによると、トランプ大統領は「イランが出場することは当然歓迎される」と明言。政治的対立とは切り離し、アスリートの入国を認める方針を改めて示したという。 しかし、イラン側はこれを「アメリカによる侵略」が続く中でのポーズと冷ややかに見ており、現時点で不参加の意思を覆す兆しは見えていない。もしイランが正式に辞退した場合、史上最大48か国規模で開催される大会運営に大きな混乱が生じるのは必至だ。アジア最終予選の各組次点チーム(プレーオフ敗退組など)から繰り上げが行われるのか、FIFAの規定に基づいた緊急措置が必要となる。サッカーW杯「参加できない」 イラン閣僚、攻撃受け [征夷大将軍★]…