1: 名無しのスコールさん 2025/06/20(金) 23:13:22.90 ID:KZ/MEcc90 2023年末。科学誌ネイチャーが選ぶ「今年の10人」の一人に、大阪大の林克彦教授が選ばれた。 林さんの研究チームはこの年の3月、オスのマウスの細胞から卵子をつくり、別のオスの精子と受精させて、マウスの子どもを得ることに成功したと発表した。遺伝的な親はオスだけ、ということになる。 ネイチャーの記事では、オーストラリアの生殖生物学者が、この成果を聞いた驚きをこう表現した。 「いすから転げ落ちた」 林さんらは、どうやって「オスだけでの子づくり」を実現させたのか。 マウスもヒトと同じように、細胞内にある性染色体で性別が決まる。オスは「XY」、メスは「XX」だ。 ただ、オスの細胞を培養していると、Y染色体がなくなってX染色体一つだけになり、さらにまれだが、Xが二つになることがある。 林さんのチームは、いくらでも増やせるiPS細胞を、オスのしっぽの先から採った細胞からつくり、注意深く培養して、オス由来なのに性染色体の組み合わせがXXのiPS細胞を取り出した。 このiPS細胞からマウスの卵子をつくり、別のオスの精子と体外受精させることにも成功し、オスだけから子どもを得た。 引用元: ・…