
1: 匿名 2026/02/21(土) 06:08:54 ID:AofGgm4l9 国際数学オリンピックの金メダルを獲った高校生が、東京大学(以下、東大)の公募制学校推薦型選抜の2026年度入試で不合格になったことが話題になっています。 彼は世界大会での快挙が大きく報道されていたこともあり、教育界では知られた存在でした。 それゆえに、今回の「不合格」という結果は大きな驚きをもって受け止められ、SNSを中心に波紋を広げています。 ◆共通テスト893点。 申し分ない学力でも届かない壁 この学生は地方の県立進学校に在籍し、大学入学共通テストでは1000点満点中893点という高得点を出しています。 東大推薦で求められる「共通テスト8割以上」という基準を上回っており、学力面でも申し分ないはずでした。 東大の推薦の要項には「数学オリンピックなどで顕著な実績を出した者」と書かれています。 それなのに、数学オリンピックで世界の頂点に立ち、大きく報道もされた高校生が、なぜこのような結果になったのでしょうか。 その背景を探るために、東大推薦入試が本来掲げている「卓越した能力」と「多様性」という2つの柱から、その実態をひも解いてみましょう。 推薦入試という性質上、高い学内成績が求められますが、何かに没頭すればほかがおろそかになるのは当然です。 特定の分野を極める「とがった才能」と、全教科で高評価を得る「勤勉さ」を両立できる学生は、現実には極めてまれです。 では、もう1つの柱である「多様性」という観点から見た場合、現在の推薦入試はどう映るのでしょうか。 ◆多様性を求めても「首都圏・男子」に偏る現実 東大が抱える悩みの1つに、首都圏の男子学生の割合が高いことがあるはずです。 特に女子学生の少なさは、以前より指摘されていました。 副学長の矢口祐人さんが『なぜ東大は男だらけなのか』(集英社新書)という本を出されているほどです。 本来、東大の推薦入試は、全教科をバランスよくこなす女子学生にとって有利な制度のはずです。 実際に一般選抜における女子の合格者比率は約2割にとどまりますが、推薦入試に限れば、合格者の男女比はほぼ半々という結果が出ています。 ところが2026年入試では女子の割合が微減し、また合格者を地域別で見ると、東京都31.2%、東京以外の関東21.5%、そのほかが47.3%でした。 つまり、半数が関東圏の学生で、一般選抜と同じような傾向になっていました。 多様性を求めているのに、どうしてこのような結果になってしまうのでしょうか。 ◆「学力の担保」が多様性の壁になる構造 それは単に“学力の担保”ができる学生を選んでいくと、「首都圏の学生」と「男子学生」が多くなるからです。 東大の推薦入試においては、「探究学習や活動実績などで大きな成果が必要」「数学オリンピックや物理オリンピックのメダリストが合格していく」という誤解がまん延しています。 その理由は、合格者インタビューに登場する学生が自分の探究学習の成果や数学オリンピックの成果を語るからです。 例えば、東大の公式Webサイトには開成高校出身の数学オリンピックメダリストが推薦入試の合格者として紹介されています。 そこでは数学への情熱が語られていますが、当然ながら個人の評定平均値までは公表されません。 また、旧帝大クラスの推薦・総合型選抜では評定4.6以上ないとまず受かりません。 開成高校の生徒や先生方はそのあたりの相場観を持っているので、実績があっても評定に自信がなければ、そもそも出願自体を控える傾向があるのではないでしょうか。 紹介されていたメダリストは、4.6以上とまでいかなくても、4.3以上はあったと推測できます。 4.3と言えば上位10%なので、開成でその成績があれば一般選抜に現役で合格する学力があったはずです。 要は単に数学オリンピックのメダリストだから合格したわけではなく、数学オリンピックのメダリストだから出願できたことに加え、高い学力や評定を持っていたことも合格の要因だったと推測できます。 取材すれば分かるのですが、数学オリンピックや探究コンテストで賞を獲っていなくても、オーソドックスな探究学習の成果で東大の推薦は合格できます。 ただ、どうしても「高い学力」は必要だということです。 今、探究学習が必修になっているので、難関高校の生徒たちは何かしらの探究の成果を持っています。 その成果をうまくリポートにまとめられた生徒のうち、評定平均値が高い生徒が出願して合格していくのが東大の推薦の現状に見えます。 その結果、多様性を掲げながらも、実際には高い学力が保証されやすい首都圏の男子学生が合格者の多くを占めることになります。 ※以下引用先で なぜ東大推薦は「首都圏の男子」が勝つのか。メダリスト不合格に見る、多様性の理想と選抜の現実数学オリンピック金メダリストの東大推薦不合格から見える、入試制度の意外な盲点。多様性を掲げながらもなぜ、首都圏・男子の「優等生」が独占する結果になるのか。その正体を、専門家が解説します。(サムネイル画像出典:PIXTA)All About ニュース All About2.18…