40代、50代になると「夜中に何度も目が覚めてしまう」「一度起きると再入眠が難しい」といった中途覚醒の悩みを抱える人が急増します。厚生労働省の調査でも、50代では「眠りが浅い」「中途覚醒」といった睡眠トラブルを訴える割合が顕著に高まっています。若い頃は「朝までぐっすり」が当たり前だったのに、なぜ中年期に中途覚醒が増えるのでしょうか? そして、どう対処すれば改善できるのか。中年期に中途覚醒が増える主な原因加齢による睡眠構造の変化がベースにあり、そこに生活習慣や身体的要因が重なるケースがほとんどです。主な原因を挙げると…加齢による深い睡眠の減少年齢を重ねるごとに深いノンレム睡眠(ステージ3・4)が減少し、眠りが全体的に浅くなります。10歳年を取るごとに中途覚醒時間が約10分ずつ増えるというデータもあり、軽い刺激(物音、温度変化、尿意)で簡単に目が覚めやすくなるのが中年期の特徴です。女性ホルモンの変動(更年期障害)40代後半~50代の女性で特に多いのがホットフラッシュ・寝汗による覚醒。エストロゲン減少で自律神経が乱れ、夜間に急なほてりや発汗が起きると目が覚めてしまいます。更年期女性の不眠の多くがこのパターンです。夜間頻尿膀胱容量の低下や前立腺肥大(男性)、過活動膀胱(女性)で夜中にトイレに起きる回数が増加。夕方以降の水分摂取や加齢による尿意コントロールの衰えが原因です。睡眠時無呼吸症候群(SAS)中年男性に多いイメージですが、更年期以降の女性でもリスクが3倍近くに跳ね上がります。女性ホルモンの減少で気道が狭くなりやすく、無呼吸→酸素不足→脳の覚醒反応が繰り返され、中途覚醒の原因に。いびきや日中の眠気がサインです。ストレス・睡眠負債の蓄積仕事のピーク、子育て・親の介護、キャリアの不安など、40~50代はストレスが重なりやすい時期。長年の睡眠不足(睡眠負債)が加わると、悪循環で眠りがさらに浅くなります。その他の要因夕方のカフェイン・寝酒、ブルーライト、運動不足、逆流性食道炎、関節痛、薬の副作用なども関与します。これらが1つではなく複数重なるのが中年期の現実です。こんな簡単な事で「夜間頻尿」が無くなった…