
ADHD症状のある若者は勉強中や仕事中にも普通の人より頻繁にBGMを聴くADHD症状のある若者は勉強中や仕事中にも普通の人より頻繁にBGMを聴く 2025年にナゾロジーで人気だった記事!ADHD傾向のある若者たちは勉強や仕事などの集中が必要な時に一般の若者よりも頻繁にBGMを聴く傾向があるという。音楽の何がADHDの人を惹きつけるのでしょうか? pic.twitter.com/MNPJEcOy19— ナゾロジー@科学ニュースメディア (@NazologyInfo) January 4, 2026 カナダのモントリオール大学(University of Montreal)で行われた研究によって、ADHD傾向のある若者たちは、勉強中や仕事中などの集中が必要な活動において、一般の若者よりも頻繁にBGMを聴く傾向があることが明らかになりました。 一方で、「何もせずにただ音楽を聴く」時間は、ADHD傾向のない人のほうが長い傾向がありました。 つまり、ADHDの人たちは音楽をじっくり味わうよりも、「作業しながら聴く」使い方をしていることが多いということです。 なぜADHD傾向の若者たちは、より頻繁にBGMを利用するのでしょうか? そこには「静かさ」に対するADHD特有の反応が隠されていました。 研究内容の詳細は『Frontiers in Psychology』にて発表されました。 (中略)ADHDは静かだと集中できない可能性がある 今回の研究はアンケート調査で因果関係までは踏み込んでいませんが、ADHDの傾向がある若者たちが、勉強や運動などいろいろな活動の中で、音楽を“集中の手助け”として積極的に使っていることが明らかになりました。 これは、音楽がADHDの人の「脳のスイッチ」として働いている可能性を示しています。 実際、先行研究や神経科学の知見によれば、ADHDのある人は静かな状況に置かれると脳の覚醒レベルが下がりすぎて注意が散漫になりやすい一方、適度な刺激が加わると注意を維持しやすくなることが分かっています。 音楽はまさにその「適度な刺激」を与える手段の一つなのです。 アップテンポで刺激的な音楽を流すと退屈さや眠気を吹き飛ばし、脳内でドーパミンが分泌されてやる気や快感が生まれ、結果として注意力が持続しやすくなると考えられます。 もちろん、音楽を聴けばいつでも集中できるというわけではありません。 曲のタイプ(速い・遅い)、歌詞の有無、音量などによって効果は変わりますし、個人差もあります。 しかし、少なくとも今回の調査からは「ADHDの若者自身は音楽によって集中や気分が改善すると感じている」こと、そして「実際に集中が必要な場面で積極的に音楽を利用している」ことが示されました。 静けさの中でじっと座っているより、好きな音楽で程よく気分をノせた方が彼らにとって効率が良いのかもしれません。 出典:…