
1: 匿名 2026/02/05(木) 18:57:20.95 ID:oSHuVZOa0● BE:632443795-BRZ(11000) 迷子の女の子を見つけたら…即110番とは限らない 機転を利かせた女子高生2人の行動 暗がりの寒空の下で泣いている女の子。辺りに保護者は見当たらない。通報するか、交番へ届けるか。「やっぱ大人がいっぱい来たら怖いと思うよね」- 緊張解くため「きらきら星」 1月6日夕、始業式が終わり、カラオケに寄ったその帰り道だった。広島市立広島商業高校2年の山本柚希さん(16)は、道路の角を曲がってぽつんと歩く女の子の姿に違和感を覚えた。 「莉来(りら)、来てー」。一緒に帰っていた同級生の吉川(きっかわ)莉来さん(17)を呼んだ。2人は自転車を止め、泣きじゃくる女の子と目線を合わせた。 「どしたん、大丈夫?」 「ママ、ママ…」 女の子は母親とはぐれたよう。長袖1枚に7分丈のズボン、サンダル履き。一見して寒そうだ。 この瞬間、ただでさえ心細いだろうに、警察が物々しくやってきたら余計に不安が増しそうな気がする-。そう考えた。 「3人で行こっか」。スマートフォンで調べた近くの交番へ行くことを決めた。せがまれたので吉川さんが女の子を抱っこすると、すぐに泣き止んだ。 2歳のおいがおり、幼子のあやし方を少しは分かっているつもり。『きらきら星』『どんな色がすき』『ベイビーシャーク』などを道中、3人で口ずさんだ。 「女の子の名前の当てっこゲーム」もして緊張を解こうと心を砕いた。さほどしゃべってはくれなかったが、吉川さんは「めっちゃ笑ってくれた」と振り返る。 「やるべきことやっただけ」 2キロ先の交番に着いたのは午後8時ごろ。出会ってから1時間以上がたっていた。備え付けの電話で連絡し、駆け付けた警察官らに女の子を預けた。2人との別れ際、女の子は「めっちゃ泣いてた」(山本さん)という。 あまりに離れがたそうなので、警察官に『どんな色が好き』をスマホで流してもらい、女の子の気を引いている間にその場を後にした。 「ママが見つかればええねー」「結局、どんな色が好きなんじゃろね」。そんな話をしながら、自転車を取りに戻った後、警察から2人に電話があり、女の子が母親と再会できたと知った。 小中高が同じという2人は「『困った人がいたら助けなさい』と両親に言われていたので」。特別なことをしたつもりもなく、「やるべきことをやっただけ」と山本さんは言う。 吉川さんには「大人って冷たいな」と感じることもあった。女の子を見つけてから声を掛けてくれた大人こそいたものの、すぐに立ち去ってしまったという。「今後も困っている人がいたら率先して助ける」と誓う。 広島県警広島西署によると、女の子は未就学児で、家から約150メートル離れた路上で迷子になっていた。母親が自宅に荷物を運び入れ、娘から少し目を離した隙だったという。母親は県警を通じて2人にお礼を伝えた。 女の子を保護し、機転を利かせて交番まで届けた2人に対し、1月26日、広島西署は感謝状を贈った。中川英治署長も「冷静かつ女の子の気持ちに配慮した対応。(人身安全に)多大な貢献をされた」と賛辞を贈った。 「あー緊張した」。贈呈式を終え、気心の知れた2人はちょっぴり照れくさそうな笑みを浮かべた。(矢田幸己) >>…