
1: 匿名 2026/02/04(水) 05:54:49.20 ID:v8dba4sA9 ■なぜ節分に恵方巻きを食べるのか?大阪・船場から始まった縁起文化 節分が近づくと、コンビニやスーパーの売り場は恵方巻き一色になる。毎年のように話題になるのが、売れ残った恵方巻きの大量廃棄だ。 「もはや風物詩」と揶揄されることさえあるが、そもそも、私たちはなぜ恵方巻きを食べるようになったのだろうか。 恵方巻きの起源には諸説ある。有力とされているのは幕末期の大阪・船場にさかのぼる説である。当時、大阪船場の商人や芸妓の間では、節分に恵方(その年の福神がいる方角)」を向いて巻き寿司を食べると 「福が来る」「商売繁盛する」 と信じられていた。 この商売繁盛を願う大阪の文化がいつしか日本全国へと広がっていった。 ■福を呼ぶはずだった恵方巻きが、なぜ“捨てられる象徴”になったのか このように恵方巻きとは「招福」「商売繁盛」と縁起が良い食べ物のはずだった。 しかし、現在の恵方巻きはそのイメージが大きく揺らいでいる。理由はすでに述べた通りである。毎年、大量の恵方巻きが廃棄されているからである。 井出留美氏によれば、2025年には、コンビニだけで3億円以上の恵方巻きが捨てられたという。 福を呼ぶために作られた一本の寿司(恵方巻き)は、いまや「食品ロス」の象徴のように語られる存在となっている。 こうした事態に強い危機感を抱いたのだろう。行政は恵方巻きの食品ロス対策に動き出している。 2025年12月に農林水産省は、来年の節分の日に向けて、恵方巻きのロス削減に取り組む食品小売事業者の募集を開始した。 さらに、消費者庁も 「恵方巻きは食べられる分だけ予約購入して食べきろう!」 と呼びかけている。 このように行政は、恵方巻きをめぐる現状を「放置できない問題」として、事業者や消費者に向けた具体的な呼びかけを始めている。 恵方巻きをめぐる問題は、もはや一部の企業だけの課題ではなく、社会全体で向き合う段階に入ったと言えるだろう。 ■コンビニ各社の恵方巻き食品ロス対策 行政が動けば、当然、コンビニ各社も動き出す。それでは、コンビニ各社は恵方巻きの食品ロス対策としてどのような取り組みをしているだろうか。 (中略) ■恵方巻きは、もう一度「福を呼ぶ文化」に戻れるのか 恵方巻きは本来、福を呼び、商売繁盛を願うための文化だった。そうであるならば、食品を販売する店舗が本当に繁盛するために、もっとも必要なことは何だろうか。 それは、お客さんに「美味しい」と心から感じてもらうことにほかならない。そして、その第一歩になるのは、自らが扱う商品を愛し、大切にするこである。なぜなら、自分が心から価値を感じていない商品で、人の心を動かすことはできないからだ。 作り手や売り手自身がその商品を心から愛し、大切に扱ってこそ、その想いは接客を通じて、客へと自然と伝わる。その積み重ねが、お客さんの「美味しい」という実感を生み、店への信頼とリピートにつながっていくのである。 食べ物を「捨てる人」と「大切にする人」 どちらに福は訪れるのかーー答えは、あまりにも明確だ。 いま私たちに求められているのは、恵方巻きを「食品ロスの話題」として消費するのではなく、もう一度、「福を呼ぶ文化」として取り戻すことである。…