1 名前:七波羅探題 ★:2026/01/02(金) 22:47:19.29 ID:GgOHNK8+9.net 「そもそも乗れる便がない」…通学手段の鉄道、バスは減便・運休続き 定期代補助では解決しない地方高校の生徒募集問題 鹿児島県の高校教育が岐路に立っている。多くの公立高は定員割れが常態化しているのに対し、私立高や通信制課程は、授業料の実質無償化や不登校の増加を背景に存在感を増している。さらなる少子化で先行きが見通せない中、揺れる現場の実情を追った。(連載「揺れる高校教育~鹿児島の現場から」②より) スクールバスが充実の私立に対し公立は…「24年問題」が高校生を直撃、支援に前向きではなかった県も動く 冷え込んだ昨年11月中旬の午前7時過ぎ、人けのない霧島市牧園のJR霧島温泉駅前に大型バスが停車した。学校の始業時間より1時間早く着いた高校生たちが談笑していると、駅構内から列車の運休を告げる自動アナウンスが響いた。 近くの霧島高校は、生徒の8割にあたる約80人が肥薩線で通学していた。しかし、8月の記録的大雨の影響で吉松-隼人が運休。現在は平日のみJRが運行する代替バスで、倍近い時間をかけて登校する。 栗野駅(湧水町)から代替バスに乗る1年生は野球部に所属。土日の練習は、チームメートの親が遠回りして送迎してくれている。「負担を強いているのが申し訳ない。早く復旧してほしい」 願いもむなしく11月下旬、JR九州は運行再開が来年6月末に延びると発表。横山謙二校長は「通学手段は生命線。生徒募集に影響が出るかも」と懸念する。中学生向けの学校説明会では、来春の通学を心配する声が上がっている。 赤字路線の肥薩線は、八代-吉松も2020年の豪雨被災で休止中。24年度の吉松-隼人の1キロあたりの1日平均利用客数は501人で、国が存廃議論の目安として示す千人未満に該当する。通学の足を将来も維持できるかは見通せない。 ■□■ 県教育委員会によると、昨年8月の時点で、通学に公共交通を利用する公立高校生は、全体の4割にあたる1万1421人。その大半の生徒にとって、鉄道とバスは学校生活になくてはならない存在だ。 しかし、地方では路線の減便や廃止が相次ぐ。川内高と川辺高は23年度、鹿児島交通が運行するスクールバスが一部廃止された。長島町では24年度に民間の路線バスが廃止され、利用していた高校生は町が代わりに運行するバスを利用している。 県教委の調査では、25年度に公共交通の減便や廃止の影響を受けた県立高校生は13校283人に上った。県は24年度から定期代が増えた生徒への通学費支援を始めたが、現場からは「そもそも乗れる便がない」という嘆きが漏れる。 地元自治体も、通学手段を確保することで生徒募集につなげようと知恵を絞る。曽於市は、曽於高の遠距離通学者に対し、定期代補助に加え14年度から、バイクの免許が取得できない1年生は中学校の通学バスに乗れるようにした。 南大隅町は鹿屋市内の高校に通う佐多地区の生徒を対象に、根占地区のバス停まで無料タクシーを走らせる。佐多から路線バスに乗っても始業時間に間に合わないからだ。送迎する保護者の負担が大きく、進学を機に町外へ引っ越す世帯も現れたため、昨年9月に始めた。 「通学の不便さを理由に、進路を諦めることがあってはならない」。石畑博町長は地元の南大隅高だけでなく、町外進学者も含めた支援の必要性を強調する。 さらに人口減が進めば、公共交通の便数が減る可能性は少なくない。「県立高なのだから、自治体だけでなく県も方策を考えてほしい」と訴える。 南日本新聞 | 鹿児島 2026/01/02 20:30 引用元:…