1: あずささん ★ dPsHY5L69 2025-12-24 18:41:12 児童売春の罪で有罪判決を受けたのち拘留中に死亡した実業家のジェフリー・エプスタインは、数多くの著名人と交友関係があったことから、誰が「顧客」だったのか、何が起きていたのかについて調査が行われています。関係する調査資料は以前から定期的に公開されているのですが、ほとんどが黒塗りで役に立ちませんでした。ところが、この黒塗りが意味をなしていないことが分かりました。 Some Epstein file redactions are being undone with hacks | Jeffrey Epstein | The Guardian Internet Sleuths Reveal Hack to Undo Epstein File Redactions エプスタインの捜査資料は「エプスタイン・ファイル」と呼ばれており、多方面に影響を与えたエプスタインのメールや聴取記録などが含まれています。こうした資料は一部黒塗りで公開されているのですが、黒塗り処理がずさんであると指摘されています。 例えば以下の資料では、黒塗り部分をコピーして別の文書に貼り付けることで、隠されていた内容を確認することができます。 2022.03.17-1 Exhibit 1.pdf (PDFファイル) このように「実際は黒いボックスを文字の上にかぶせているだけ」という状態になっていることがインターネット上で拡散され、多くの人が黒塗り部分を読み解きました。また、こうした不適切な編集を検出するためのPythonライブラリ「x-ray」にも注目が集まっています。 編集された部分には、「2015年9月から2019年6月にかけて、エプスタインの遺産執行者であるダレン・K・インディクは40万ドル(約6200万円)超の支払いを承認した。受取人は若い女性モデルや女優らで、元ロシア人モデルには2019年半ばまでの3年半以上にわたり月8333ドル(約13万円)を支払い、総額は38万ドル(約6000万円)を超えた」といった内容が含まれていました。 インディク氏は性的人身売買に関する民事訴訟を提起されており、2022年に1億500万 他のセクションでは、エプスタインの企業が犯罪をどのように隠していたかがさらに詳述されています。例えば「被告たちは訴訟において、証人たちに多額の金銭を支払うことで行為を隠ぺいしようとした」「エプスタインはまた、人身売買や性的虐待を公表しようとした被害者に対し危害を加えると脅迫し、彼らの信頼性を損なうような不利な情報を流布した。さらにエプスタインは、性的人身売買・虐待行為に関する証拠を破棄するよう、エプスタインの企業の承認に指示した」といった内容でした。 こうした黒塗りのミスは、2019年に公開されたポール・マナフォート氏の訴状にもあったそうです。 2025年11月に可決された「エプスタイン・ファイル透明化法」に基づき、司法省は捜査資料の公開を始めていますが、ドナルド・トランプ大統領の写真が公開後に削除され、その後復元されるという一幕もありました。同法では、「被害者の個人情報や進行中の連邦捜査を危険に晒す資料など、特定の情報の非開示」を認めています。 ソース/GIGAZINE 「エプスタイン・ファイル」の黒塗りを簡単に暴けることがわかり拡散中…