1: 匿名 2025/12/24(水) 15:26:24.83 ID:8q9T6vc30● BE:866556825-PLT(21500) ネットでゲーム作りを習得、起業した学生コンビは山陰地方を「ハンデ」→「武器」に…「戦う相手が少ない」「行政の支援も得やすい」 鳥取県出身で島根大で学ぶ2人が起業した会社「ゲームガム」(鳥取県境港市)が成長を続けている。子どもたちにIT技術を教えたり、企業などからの依頼でオンライン上にゲームを作ったりする事業を展開。鳥取県日南町からの委託で町並みをメタバース(インターネット上の仮想空間)に再現し、バイクで駆け抜けるレースゲームは7月に大阪・関西万博でも披露した。「自分たち次第で地方にいることも武器になる。日本を代表する企業を目指す」と意気込む。(林美佑) 【写真】日南町の町並みが登場するレースゲームを楽しむ子ども 大学院理工学専攻2年の黒田隆史さん(25)(境港市出身)と総合理工学部3年の安藤太亮さん(21)(鳥取市出身)。黒田さんが開いた新入生向けのイベントで、入学したばかりの安藤さんと出会い「一緒に何かしよう」と意気投合したのが会社設立のきっかけだった。 安藤さんは高校時代からプログラミングに興味があったが、どうすればゲームが作れるのかは2人とも分からず、道具もなかった。「情報が少ない」「交通の便が悪い」など地方在住のハンデもあった。それでもインターネットで作り方を懸命に調べ、必要なパソコンやモニターは大学に頼み込んでゴミ箱に捨てられていたものを拾った。2024年2月に起業し、3人座ればいっぱいになる小さなオフィスで一つずつ始めた。 山陰の学生の小さな会社。東京でバカにされたり、相手にされなかったりしたこともあり、黒田さんの心に火がついた。「なめんなよ」と1年で約2000人にあいさつした。安藤さんと一緒に東京に行っても別行動で人脈を作り、名刺はそれぞれ100枚が滞在中すぐになくなった。 成功者たちと会話する機会が増える中で、島根から夜行バスで12時間かけて来たことを紹介して名刺を出すと、話が弾みやすいことに気付いた。中には本当に山陰に遊びに来てくれる人もいた。地方にいることが次第に自分たちの「武器」になった。安藤さんは「戦う相手が少なく、行政の支援も得やすい。今ではメリットしかないと思っている」と力を込める。…