
1: ななしさん@発達中 2025/12/19(金) 13:18:38.09 ID:zhuTE/TM9 《いつか この子がドレスを着るまで生きたい》──SNSにこう綴り、我が子の成長を何よりの楽しみにしていた一人の父親の願いは叶わぬものとなってしまった。 12月15日、港区・赤坂にある個室サウナ店で発生した火災で、都内で美容院を経営する松田政也さん(36)と、妻でネイリストの陽子さん(37)が亡くなった。現場の状況が明らかになるにつれ、浮かび上がってきたのは不運な事故では済まされない、施設のあまりに杜撰で絶望的な管理実態だった。 現場となったのは、全室個室でプライベートサウナを提供する『サウナタイガー』。2022年8月のオープン以来、会員制の高級サウナとして界隈では知られた存在だった。 ビジター利用は1回1万9000円。会員ランクは最安値の「モーニング会員」で月額6万円、最上位の「ダイヤモンド会員」に至っては月額39万円という価格設定。この価格には無償で提供される飲食物なども含まれており、同社のリリースによれば、ラウンジでは厳選されたワインや国産ウイスキー、無農薬コーヒー、パスタやハンバーガーなどが提供されるという。 近隣住民は「人の出入りが多く、流行っていた」と口を揃える。 (中略)専門家も絶句の「論外な構造」 約100件のサウナ施設が加盟する『公益社団法人日本サウナ・スパ協会』の担当者は、今回の事故について「考えられない」と断じる。「ドアノブを回して開ける形式のサウナなど、見たことがありません。私どもの会員施設であれば、通常、万が一利用者が体調を崩しても、体の重みで寄りかかれば外に開くような構造になっています。ドアノブ方式になっている時点で、考えられません。ましてや、非常ベルの電源を入れていないなど論外です。設置している意味が全くありません」 近年、増加しつつあるプライベートサウナ。他人の目を気にせずリラックスできる空間として人気を集める一方で、密室ゆえのリスクは常につきまとう。同協会の担当者は、今後の利用について警鐘を鳴らす。「今回の施設は論外なケースですが、しっかりと見回りを行い、防災意識を高く持っているプライベートサウナも数多く存在します。 一概に『個室だから危険』とは言えません。ただ、利用者がバックヤードの管理体制まで知ることは難しい。一つの指標として、ホームページなどに自主管理基準や安全対策をしっかりと明記している施設を選ぶことが、自衛手段の一つになるでしょう」 警察は業務上過失致死の疑いも視野に、出火原因や管理体制について捜査を進めている。…