
1: ななしさん@発達中 2025/12/13(土) 22:13:08.28 ID:0RORAFfY 一般的なニキビ治療薬が統合失調症のリスクを軽減する可能性 抗生物質のドキシサイクリン(ビブラマイシン)は、炎症性ニキビの原因となるアクネ菌や常在菌に抗菌作用を示すため、ニキビ治療薬として広く処方されています。 新たな研究で、妄想や幻覚などの症状を呈する統合失調症の発症リスクをビブラマイシンが軽減する可能性があると判明しました。 Doxycycline Use in Adolescent Psychiatric Patients and Risk of Schizophrenia: An Emulated Target Trial | American Journal of Psychiatry (中略)統合失調症の発症に中心的な役割を果たしているとみられるのは、必要なシナプス結合のみを強め、不要なシナプス結合を除去するシナプス刈り込みというプロセスです。統合失調症の患者ではこのシナプス刈り込みが過剰になり、必要なシナプス結合まで除去されてしまうのではないかと考えられています。ニキビ治療薬として広く用いられるビブラマイシンは、脳内に移行しやすいことが知られており、神経系疾患の実験モデルにおいて神経保護効果が実証されています。過去の実験では、ビブラマイシンが過剰なシナプス刈り込みを引き起こす免疫細胞を阻害する可能性があることが示唆されているとのこと。そこで、エディンバラ大学のイアン・ケレハー氏やフィンランド保健福祉研究所の研究チームは、ビブラマイシンが人間の統合失調症リスクを軽減できるかどうかを調べました。研究チームはフィンランド健康登録簿の膨大なデータセットを活用し、1987~1997年にフィンランドで生まれ、13~18歳の間に青年期精神科医療サービスを受けたすべての個人を対象に研究を行いました。(中略)分析の結果、ビブラマイシン以外の抗生物質を処方されたグループでは、10年以内に統合失調症を発症する推定リスクが約2.1%だったのに対し、ビブラマイシンを処方されたグループでは推定リスクが約1.4%にとどまりました。これは、ビブラマイシンを処方されたグループでは統合失調症の相対的リスクが33%少なかったことを意味しています。 (以下略、続きはソースでご確認ください) Gigazine 2025年12月13日 22時00分…