1: 名無し 2025/12/15(月) 21:30:15.82 ID:CmB7xp2L0 カンボジアが環太平洋連携協定(TPP)への加盟を申請したことが分かった。加盟希望は計10カ国・地域となった。 加盟には全12カ国の了解が必要で、幅広い品目の関税撤廃や知的財産権の保護など厳しい基準が求められる。 共同通信 ■要約 ・カンボジアがTPP加盟を申請、加盟希望国はこれで10カ国に。 ・交渉開始には既存12カ国すべての了解と高いルール基準のクリアが必要。 ・ウルグアイとは交渉入り決定済、UAEやインドネシアなども来年交渉開始予定。 ・米国の保護主義への対抗軸としてTPPの重要性が再認識されている。 ■解説 カンボジアの加盟申請は、単なる経済的な動機だけでなく、背後にいる中国の影を意識せざるを得ない。 周知の通りカンボジアはASEANの中でも際立って親中的な立場を取っており、中国が直接入りにくいTPPに対して、友好国を通じた「観測気球」を上げている可能性は否定できないだろう。 TPPは「英国が加入して基準が守られた」ことでも分かるように、単なる関税同盟ではなく、国有企業の規律や労働環境、知財保護など極めて高い自由主義的スタンダードを要求する枠組みだ。 現在のカンボジアの政治経済体制がこのハードルを越えられるかは甚だ疑問であり、日本を含む既存メンバーは、安易な妥協を許してはならない局面にある。 中国包囲網としての側面も持つTPPに、中国の影響力が強い国が入り込むことで、内部から意思決定を攪乱されるリスクも想定しておくべきだ。 「加盟国が増えるのは良いこと」という単純な歓迎ムードではなく、ルールの厳格な適用ができるかどうかが、日本の国益と地域の安定を守る生命線になる。…