0010名無しさん@HOME2012/11/29(木) 17:46:18.850思い出せる限りで一番古い記憶は爺さんの葬式だった。当時、私は両親と姉の四人で暮らしていて列車で30分位離れた所に母方の祖母が住んでいた。祖母の家には祖母の他に半分寝たきりみたいな婆さんが住んでいて祖母をこき使っていたが祖母は誰にも愚痴一つこぼさずにその婆さんの言うことを聞いていた。その婆さんは、祖母の所を訪れた私や姉にことあるごとに『あんたらの婆さんは、爺さんを私から盗った』と話した。そんなことを言われても子供に理解できるような話ではないし子供の感覚ではそもそも知ったことではないのでその婆さんは私たち子供にとっても母にとってもうっとうしい存在だった。…