1: 匿名 2025/12/14(日) 15:46:20.78 ID:hOOAoQhb0● BE:194767121-PLT(13001) 時々見られる「ライス無料サービス」も同様だ。900円のラーメンで「ライス無料」と書かれていれば客は喜ぶ。一方で800円のラーメンで「ライス100円」と表示すると、「あの店は無料なのに」という 不満の声が上がる。ラーメンとライスで900円という価格、価値はまったく同じなのに、である。 ここで働いているのは、「損失回避性バイアス(プロスペクト理論)」という行動心理だ。人は得をする喜びより損をする痛みを強く感じる。「他では無料のものが有料」ことは金額以上の ストレスを生む。つまり消費者は安いか高いかではなく、得をしたか損をしたかで判断する傾向が強いのだ。 言うまでもないことだが、原価のかかっているライスを無料で出す店はない。ましてや米の価格が高騰している中で、ビジネスとしてライスを無料にすることはあり得ない。 それなのになぜ無料サービスが出来るのかと言えば、当然ラーメン代にライス代も含まれているからだ。 このようなことを書くと、時々ラーメン店の方から「ウチはそんなことはしていない」とお叱りを受けることがある。無論、SNSなどの公の場所でそのような主張をされることは ブランディング上理解が出来るが、もし本気で利益を削ってサービスをしているのだとしたら、人としてはものすごく共感を覚えて応援したくはなるが、 ビジネス的な観点で考えた場合にはいかがなものかと思う。 今のご時世、ライスの無料サービスが厳しいという理由で100円にする店が増えているが、それならばラーメンの価格を100円上げて、ライスの無料サービスは維持する方がはるかに 客の満足度は維持される。ラーメンは100円上がってしまったけれど、ライスは無料だしな、という心理が働く。これも価格に対する納得感の一つだ。 >>…