
1: 名無しのアニゲーさん 2025/12/10(水) 07:22:27.18 ID:qTI6OGtw0● BE:737440712-2BP(2000)原作管理会社が同時期に同一原作の後発漫画が出版されトラブルに、配信終了 漫画『小悪魔教師サイコ』の作画を担当する合田蛍冬さんが2025年12月10日に自身のブログを更新し、同作の合田版漫画が未完のまま配信終了となることを明かしました。合田さんは同作を応援してくれた読者に対して「作品を発表することで感謝をお返し出来ずに申し訳ありません」とコメントしています。 『小悪魔教師サイコ』とは── 三石メガネさん原作の小説『小悪魔教師サイコ』は、「高校教師をいじめで入院に追い込んだ高校生たちのもとに、美人教師・葛西心春が赴任してくる。しかし実は葛西先生はサイコパスだった」──というストーリー。 taskeyが運営するe-Storyアプリ「peep(ピープ)」にてチャット小説形式で連載された同作は、2021年11月に完結しています。 2021年には合田さんが作画を担当したコミカライズ版『小悪魔教師サイコ』がぶんか社から月刊誌形式で電子配信をスタート。2023年6月までに7億円以上を売り上げる大ヒットとなったほか、電子書籍プラットフォーム「ピッコマ」の年間ランキング「ピッコマ BEST OF 2022」ではマンガ部門の3位にランクインするなど話題作となりました。 ●同時期に同一原作の後発漫画が出版されトラブルに しかし、合田版漫画が連載中の2021年11月、『小悪魔教師サイコ』の原作管理会社である「taskey」が、自社展開の前述サイト「peep」にて別の漫画家を起用した上で、同作をフルカラー縦読みマンガ化しようとしていることが発覚。 同時期に同一原作の漫画が発表されると「読者が混乱してしまう」と危惧した合田さんは、自身の作品連載を担当するぶんか社に対して「後発漫画の作成は完全NGとしてほしい」と連絡したといいます。これに対して、ぶんか社は、原作管理会社が原作をどう使うは自由で「後発連載が始まることは確定事項」と説明したため、合田さんはやむなく「事前にネームチェックなどはさせてほしい」と要望をした上で、後発漫画の連載スタートを受け入れました。 しかしその後、1話~3話のネームに多くの類似点が含まれていることが判明。最終的にはtaskey側から「後発版作成時に合田版の漫画を見たところ、酷似してしまった」旨の説明と迷惑をかけたとの謝罪文が提出されたといいます。 その後もネーム確認や資料制作を無償で続けた合田さんですが、連載スピードの速い後発漫画が合田版を追い越すことがほぼ確実となったことから精神的に限界を迎え、2022年12月24日に自身のブログで「望んでいない後発漫画の連載が始まり、全く同じ原作のため、自分の描いた本件漫画を参考に制作されており非常に困っている」と、心境を吐露(現在は削除済み)。 この投稿を小説版の原作管理も行うtaskeyが問題視したことから、合田版の連載中止が決定したほか、2023年1月18日に予定されていた合田版単行本1巻・2巻の出版についても発売延期となりました。 その後、合田さんは合田版漫画を出版していた「ぶんか社」に対して、「後発漫画の連載開始に関して十分な説明、報告を行わなかった債務不履行の損害金1円」「ぶんか社がtaskeyとのやりとりについて合田さん側に虚偽の報告を行ったことによる損害金1円」「代理人間で協議することが決定した後に、ぶんか社から合田さんに当てつけのようなメールが送られてきたことに対する精神的苦痛に対する損害金1円」を含む3円の損害賠償を請求。 裁判の結果、合田さんが自身のブログを通じて2024年9月13日付でぶんか社と和解したことを報告し、「一定の納得がいく結果となりました」「和解の内容に金銭の授受は含まれておりません」と明かし、読者からは安堵の声と続編再開を望む声が上がっていました。 合田蛍冬さん作画の「小悪魔教師サイコ」 野ヒノさん作画の「小悪魔教師サイコ」(ともに原作:三石メガネさん)…