転載元: それでも動く名無し 2025/12/11(木) 06:39:45.66 ID:frJHoPzNd 「胎児の性別を明かせば医師免許剥奪」…ベトナム、“男児選好”に超強硬措置 12/9(火) 7:00配信 男児選好で女性の割合が低いベトナムが、強力な性比不均衡の改善策を打ち出した。現地では、10年後には15~49歳の男性が女性より150万人多くなるとの見通しが示されている。 VNエクスプレスなど現地メディアによると、ベトナム政府は最近、125兆ドン(約7370億円)規模の人口政策を発表した。出生性比(女子100人当たりの男子数)を2030年までに109人未満、2035年までに107人未満へ下げる目標が設定された。 昨年基準のベトナムの出生性比は111人台を記録した。首都ハノイは118.1人にまで上昇し、バクニン省・フンイエン省・タイグエン省など北部地域では120人を超える地域もあった。国連統計でも、ベトナムは2023年基準で217カ国のうち性比不均衡が4番目に大きい国とされる。 これは自然状態の性比である105人水準を大きく上回るもので、根深い男児選好思想が原因として指摘されている。息子が家系を継ぐとする家父長的文化や、娘を「嫁に出す外の人」として扱う家族慣行が依然として残っているという。 ベトナム保健省のホアン・ティトム人口庁副局長は、「この傾向が続けば、2034年には15~49歳の男性が女性より150万人多くなるだろう」と警告した。 ベトナム政府は現状を国家の重大危機とみなし、アメとムチを同時に使う方針を示した。まず、医師が胎児の性別を知らせる行為や、性別を選択するための施術に対する処罰が強化される。性別を明らかにした医師の免許を剥奪し、施術行為に対する行政罰金も現行の3000万ドンから最大1億ドンへ引き上げる案が有力とされる。 男児選好がより顕著な北部地域には、「娘を産む」ことへのインセンティブが提供される。2人以上の娘を持つ家庭に現金や生活必需品を支援する方式で、性比の均衡を図ろうとするものだ。すでに一部地域では試験的に実施されており、効果があったとされる。 ベトナム統計総局は、「2030年代半ば以降、結婚適齢期の男性の大規模な超過現象が発生するだろう」とし、性比不均衡が単なる統計を超え、社会全般に影響を及ぼす要因と見ている。…