1: Hitzeschleier ★ 9CwjW5dC9 2025-12-10 18:15:32 11月28日に公表された収支報告書によって、高市早苗首相(64)が代表を務める「自民党奈良県第二選挙区支部」が、ある企業から政治資金規正法で定められた上限を超える1000万円の寄付を受け取っていたことが明らかとなり、国会でも問題視された。だが、“疑惑”はそれだけではなかった。ここへきて、別の献金主に注目が集まっている。その献金主とは、人の出入りがほとんどないという”謎の宗教法人”だった。 【写真を見る】「一見、民家にしか見えない」 高市首相に高額献金を行う“怪しい”宗教団体「神奈我良」 *** その宗教法人は「神奈我良(かむながら)」と言い、所在地は高市首相の地元である奈良県の奈良市。先の収支報告書には、昨年12月13日、同法人が自民党奈良県第二選挙区支部に3000万円の寄付をしたことが明記されている。宗教法人が政党に3000万円の寄付を行う場合は、前年にかかった経費が6000万円以上でなければならない。そう規正法には定められているのだが……。 「神奈我良」のホームページによると、神社名は「大和皇(やまとすめら)神殿」といい、天照大神や素盞嗚尊などを祭っているとある。さらに法人の目的としては、 〈古事記・日本書紀・万葉集を所依の教典として、この教義をひろめ、儀式行事を行い、修養者を教化育成すること〉 などとうたわれている。 「人の出入りはほとんどありません」 その「大和皇神殿」は、JR奈良駅からほど近い住宅街の一角にある。たたずまいは2階建て民家のようで、入り口にはしめ縄が張られ、引き戸をくぐると左右に太鼓が鎮座。正面奥には祭壇が設えられ、賽銭箱も置かれている。入り口左手のガラス戸の奥には、事務所のようなスペースがあり、高齢女性が詰めていた。この女性に聞くと、 「私はすぐ近くに住んでいて、日中は神社のお留守番を頼まれています。大体毎日、お昼から夕方まで入り口を開けてあります。無給ですが、事務をしているわけではありません。何も仕事はないのです」 とのことで、 「人の出入りはほとんどありません。信者さんも氏子さんもいませんし、行事もないので、お金は入ってきません。太鼓をたたく人もいませんし、神殿の電気をつけても仕方ないから、普段は暗くしています。トイレットペーパーなどの備品は、私が自腹を切っています。施設でかかっているお金といったら、電気などの光熱費や水道代くらいですかね」(同) ちなみに2階は物置になっているそうだ。女性が「留守番」を引き受けてから3年ほどたっており、その間、こうした状況が続いてきたという。 地元の大スポンサー およそ157平方メートルの敷地に、延べ床面積は約228平方メートル。そんな「神殿」を擁する「神奈我良」の代表役員は、川井徳子氏(67)。奈良県内で手広く事業を展開する「ノブレスグループ」の代表を務める女性だ。登記簿などによれば「神奈我良」が設立されたのは1966年で、川井氏が代表に就いたのは2000年のこと。また、ノブレスグループのホームページによると現在、傘下企業は7社で、従業員数は合計1200人超。そのうち、ホテルやレストランを経営する「ワールド・ヘリテイジ」社の直近の売上高は、34億円に上る。 そんなノブレスグループを率いる川井氏は、個人としても20年に50万円、21年には1000万円、そして23年には300万円をそれぞれ自民党奈良県第二選挙区支部に寄付している。 全国紙のデスクが言う。 「今回は『神奈我良』からの3000万円とは別に、個人で1000万円、合計で4000万円を寄付している。これは昨年の同支部の収入の2割超にあたる大金です」 首相にとっては、まさしく地元の大スポンサー。とはいえ、前述の通り宗教団体の実態については大いに疑念が生じるところだ。 (略)…