
1 2025/12/09(火) 12:57:50.14 JAが"政府の備蓄米買い上げ"見越して価格下げず!?「古いコメは食用向きでないなどと理由をつけ...」専門家解説 過去最高水準の高値が続くコメ。政府は経済対策として各自治体に「おこめ券」の配布を促していますが、“事務経費の負担が大きい”などとして「おこめ券」を配布しない意向を表明している自治体もあります。 そんな中、国内最大手のコメ卸の社長がコメ価格について「このままいけば暴落するのは間違いない」と発言。一方で、コメ価格は「しばらくは下がらない」と指摘する専門家もいます。 (略) ◼「“古いコメは食用向きではない”など理由をつけて…」 まずは短期の話です。集荷業者のJAは在庫を多く抱えているにも関わらず、なぜ価格を下げないのか? “強気”の理由は「備蓄米」にあると山下氏は指摘します。 国の備蓄米の基準は100万tとされていますが、現在の備蓄量は32万tに減少していて、その大半は2020年度産(15万t)・2021年度産(12万t)など古いコメです。 そのうえで山下氏は、「(JAが)“古いコメは食用向きではない”などの理由をつけて、最大100万t買ってもらえると思っているのでは」と分析。政府の買い上げを計算に入れ、価格を下げていない可能性があると見ています。 ◼長期的には投げ売り⇒暴落も!? 長期的にはどうなるのでしょうか? 山下氏は「来年9月の生産量が例年通りなら、投げ売り⇒暴落も」と分析。また、現在のコメ高騰で消費減少・輸入増加が進んでいるため、JAの在庫が大幅に増加すれば、暴落の可能性もあると言います。 仮に概算金(60kgあたり)が現在の「3万円~3.5万円」から「2.5万円」まで下がった場合、小売価格 (5kgあたり) は現在の「4500円」から「3214円~3750円」にまで下落する可能性があるとしています。 ◼「過剰在庫の大量処分」おこめ券配布でトクをするのはJA? 「重点支援地方交付金」の使い道として国が推奨している「おこめ券」。配布するか否か、判断は各自治体に委ねられていますが、関西の各府県庁所在地では配布を決めたところはありません(12月5日時点)。 <おこめ券配布 関西では?> ▼検討中 神戸市・京都市・大津市・奈良市・徳島市 ▼配布せず 大阪市(プレミアム付商品券配布) 和歌山市(地域商品券6000円分) 「おこめ券」には通常、“使用期限”がありませんが、今回の配布では「来年9月末まで」の期限が設けられる見通しです。券には「転売禁止」の文言記載もあり、事務コストなどを減らして1枚あたりの販売額を下げる方向で検討されています。 今回の「おこめ券配」配布で、「過剰在庫を大量に処分できるJAがトクをする」と山下氏は指摘。期限の設定については、倉庫料などの負担を考えるとJA側はありがたいと考えているのではと見ています。 10月30日、JA全中の山野会長が鈴木農水大臣の就任祝いで、「おこめ券の問題について、我々も支持していいと思っている」と発言。記者からの「JAとしてもやってほしいということ?」との問いに「はい」と答えています。 以下ソースで…