
1: 名無しのがるび 2025/12/08(月) 18:34:01.17 ID:a/TyeIUo9 公開日時: 2025/12/08 12:03 アブダビGPではランド・ノリス(マクラーレン)が3位表彰台を獲得し、2025年のF1チャンピオンに輝いた。レース中、ノリスはコース外を走って角田裕毅(レッドブル)を抜いたため審議対象になる場面があったが、結局お咎めなしとなった。その理由は何だったのか? F1アブダビGPの決勝レースでは、マックス・フェルスタッペンによる逆転チャンピオン獲得の可能性を残していたレッドブルがチームプを仕掛けた。角田裕毅の最初のスティントを延ばし、タイヤ交換した後のノリスをできるだけ抑えようとしたのだ。 ノリスが角田に追いついた23周目、角田はターン5と6の間のストレートで進路左右に変え、ノリスを阻止しようとした。しかしノリスも簡単には諦めず、オーバーテイク。だがこの時、ノリスのマシンの4本のタイヤは全て、白線の外側にはみ出した状態だった。 このオーバーテイクシーンは、角田が進路変更を繰り返したこと、そしてノリスがコース外走行によるアドバンテージを得たことの両方が審議対象となった。 しかし角田に5秒ペナルティが科された一方で、ノリスにはお咎めがなかった。その理由は、ノリスがコース外から追い抜きにいったことの原因が、角田のドライビングにあったからだった。 スチュワードの報告書には次のように記されている。 「4号車(ノリス)は22号車(角田)をコース外から追い抜いた。しかし、これは22号車がポジションを守るため複数回の進路変更を行なったことに起因する。もし22号車がその動きをしなかった場合、4号車はコース外に出ることなく追い抜いただろうが、22号車との接触を避けるためにコースを外れた」 「さらに、ドライビングスタンダードガイドラインには、マシンが『押し出された』場合(実際、これが今回の状況だった)、トラックリミット逸脱とは見なされないと記されている」 「技術的にはオーバーテイクはコース外で行なわれたが、以上のことを踏まえ、これ以上の処置は取らないと判断された」 なお仮にノリスに対して上記の動きが原因で5秒のタイムペナルティが科されていたとしても、ノリスの初F1チャンピオンという結果は変わらなかった可能性が高い。4位となったシャルル・ルクレール(フェラーリ)に対しては7秒差をつけてフィニッシュしたからだ。 …