1: 仮面ウニダー ★ 2025/12/06(土) 12:51:33.50 ID:zwJlueMl 高市早苗首相の国会答弁以降、日中関係が悪化する中で偶然にも上海に滞在しました。中国の景気低迷、独自のネット社会、EVの多さに絶句する一方で、なぜ中国が強気の態度を取るのかが垣間見えました。実体験を報告します。 ー中略ー ● 閑古鳥が鳴く外資系高級ホテル ホテルは、大学が指定した上海 マリオット・マーキス・シティ センターに泊まりました。今、日本にあるマリオット系ホテルは 外国人であふれていますが、上海のマリオットは私たちクラスメイト以外の宿泊客が、本当に見当たらなかったです。レストランも 私たちだけの貸し切り状態、夜にロビーのバーに行っても誰もいませんでした。 そのせいか、ずいぶん過剰なサービスを受けました。授業の合間のコーヒータイムには責任者が現場の様子を見にきて、スタッフに あれこれ指示。そもそも会議室の利用が、ある企業の説明会が1件、結婚式が1件あるだけ。ほとんど私たちの貸し切りです。 1日だけ別の外資系ホテル、コンラッド上海の会議室で授業があったので訪問しましたが状況は同じ。欧米系企業とのビジネスが激減 しているのかなと、思わずにはいられませんでした。 しかし、週末になると状況は一変。中東の民族衣装を着た団体旅行客がバスで大挙しました。派手な服装の女性も多く、 ビジネスではなさそうです。それまであまりの静けさに異常さを感じていたので、正直ホッとしました。 ● SF的夜景の足元で潰れゆく高級レストラン 授業は毎日18時半までありますが、テストの前日でなければクラスメイトと外食します。街に出るとホテルと違って人は結構います。 上海市内を流れる黄浦江のクルーズは、乗客でごった返していました。ただし、欧米系や中東系の観光客は見当たりませんでしたが。 高層ビル群には圧倒されます。中国で1番高い上海タワーは632メートル、世界でも3番目の高さを誇り、SFのような夜景を楽しみました。 しかし、よく見ると川の両岸のレストランに明かりが付いていません。聞くと、高級店が次々と潰れているとのこと。また、中国の 高級な蒸留酒である茅台酒の値段が下がり続けているそうです。この値段が、消費の勢いを示すバロメーターであるという興味深い話も 耳にしました。 ● EVばかりで無音の街、BYD以外も多数 「中国で景気が低迷」「世界がインフレに進む中、中国はデフレに」といったニュースは本当なんだなあと実感した一方で、 何より最も驚いたことがあります。街が静かなことです。クルマは多いのですが、無音で走っていきます。 ガソリン車ではなくてEVなのでしょう。エンブレムを見ると、BYDか、見たこともないものばかりでした。 なお、バイクも無音の電動ばかりでしたが、クラクションの音はやたらと大きく耳障りでした。 ● 「デジタル主権」と「自動車主権」の現実 さて、上海滞在リポートをお伝えしましたが、筆者は「中国はサイアクだ」などと伝えたいわけではありません。 日本人の私にとっては不便なこともありましたが、むしろ中国の「主権確立」を見せつけられたと感じました。 日本よりもキャッシュレス決済が進んでいるなど、中国は極めてデジタル化した社会です。中国独自のネットサービスやアプリは、 米国発ビッグテックのサービスと同等のものが全てそろっていました。最近、耳目にするようになった「デジタル主権」を、少なくとも サービスとしては確立している状況だと実感しました。 自動車もそうです。かつて中国は独フォルクスワーゲンやトヨタ自動車、日産自動車、ホンダといった日本車ばかりだったと 記憶しています。そうした状況は一変し、走っているのは中国EVメーカーばかりでした。 今や、完成車の組み立てのみならず、充電システムはもちろん、車載用半導体も中国は製造しています。「自動車主権」もほぼ確立 していると感じました。 ー後略ー 三木雄信 全文はソースから 12/6(土) 6:00配信…