転載元: 冬月記者 ★ 2025/11/19(水) 08:56:37.27 ID:RwA4Y9bK9 阪神・大山悠輔、現状維持の3億4000万円 甲子園の外野にテラス席設置を要望 阪神・大山悠輔内野手(30)が18日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。 昨オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使して残留し、5年契約1年目を終えて現状維持の年俸3億4000万円でサインした(金額は推定)。 交渉の席では外野フェンス手前に「テラス席」を設置することを球団に要望。実現へのハードルが高いことは承知の上で、野手を代表し「発信していくことで何か変わっていけば」と述べた。 膝をつき合わせて、胸に温めていた思いを伝えた。大山が望んだのは、外野フェンス手前へのテラス席設置-。決して個人的な願望ではなく、チームの野手を代表しての願いだった。 「投手と野手のメリット・デメリットもあると思う。だけど、野手としてのいち意見を伝えてきましたし、発信していくことで何か変わっていけばいいのかな、と思う。変わってほしいという願いを込めて、そういう話をしていることはある」 近年、他球団の本拠地ではグラウンドの〝縮小化〟が進む。2013年にKスタ宮城(現楽天モバイルパーク)が、15年にはペイペイドーム(現みずほペイペイドーム)が従来の外野フェンス前に座席を新設。 16年にはZOZOマリンスタジアムにもテラス席が登場した。来季はバンテリンドームも「ホームランウイング」が誕生する。 一方で、甲子園は両翼から中堅にかけて存在したラッキーゾーンが1992年に姿を消して以降、本塁打が出にくい球界屈指の「ピッチャーズパーク」のままだ。 特に左打者は右翼から左翼方向へと強く吹く「浜風」の影響で打球を押し返されるだけに、昨オフも佐藤輝が球団に同様の訴えをした。 右打者ながら大山も思いは同じだ。現在行われている銀傘の拡張工事の完了が先だという返答にも、もちろん納得した。 それでも「変えなくてはいけない球場ではあるのかな、と思うので。今後の野球界のこととかもいろいろとあると思いますし」と、あえて直談判した。チームの大黒柱としてひと肌脱ぎ、意義ある時間にした。 昨オフに国内FA権を行使したのちに5年契約を結び残留。果たしたかった虎の一員としての優勝はかない、現状維持の3億4000万円で更改したが、打率・264、13本塁打、75打点の成績には到底満足できていない。 森下、佐藤輝に引っ張られる形になり「自分、何やってんだ、という悔しさもある」と率直に語り「前回(24年)連覇を目指して達成できなかった悔しさは今もある。今度はその連覇という目標をしっかりと自分たちでつかみ取れるように」と闘志を燃やした。 食生活やトレーニングの意識を高めるなど、厳しく自分を律する。ファンへより多くの放物線を届け、チームを勝たせるために-。やるべきことは、山ほどある。 ◆大山からの要望について阪神・竹内球団副本部長 「球団だけでは〝どないしようもないこと〟なんですね。(球団のものではなく)甲子園球場の施設なので。お話は承りました、ということだけです」…