1: 蚤の市 ★ R4rVAgZh9 2025-11-10 16:15:10 資生堂は10日、2025年12月期の連結最終損益(国際会計基準)が520億円の赤字(前期は108億円の赤字)になる見通しだと発表した。60億円の黒字としていた従来予想を下方修正し、一転赤字となる。会計基準や決算期の変更を考慮せず比べると01年3月期の450億円の赤字を超え過去最大になる。米国事業での468億円の減損損失が響く。 赤字は2期連続となる。傘下の米スキンケアブランド「ドランク・エレファント」の不振が続き、米国事業の収益性が低下。のれんの減損損失を468億円計上する。資生堂は19年、約900億円で同ブランドを買収した。新興ブランドとの競争が激化したほか、24年には生産トラブルによる供給混乱で顧客離れが進んだ。 8月には構造改革のため、米子会社の1割超にあたる人員300人を削減したことを明らかにしていた。今回、本社で約200人の追加削減を発表した。 売上高は前期比3%減の9650億円を見込み、従来予想(9950億円)を300億円下回る。本業のもうけを示すコア営業利益は微増の365億円と据え置いた。 同日発表した25年1~9月期の連結決算は、最終損益が439億円の赤字(前年同期は7億5400万円の黒字)だった。売上高は前年同期比4%減の6938億円、コア営業利益は10%増の300億円だった。 日本経済新聞 2025年11月10日 15:43…