1: ぐれ ★ eIDUV1ZG9 2025-11-09 09:00:31 ※11/8(土) 21:20 All About NEWS 「クマよけの鈴は逆効果になる」——。 ノルウェーでは鈴の音が「食べ物がここにいる」という意味になり、クマを引き寄せると言います。このエピソードは、野生動物が人間をいかにしたたかに学習し、適応していくかを示しています。 2025年度、クマによる被害が過去最悪ペースで推移する日本。過疎化が進み、人間が山村から撤退し始めた今、「野生動物が人間の生活圏に進出する」という大転換が現実のものとなりつつあります。 吹き矢でクマを眠らせ、3000個以上のウンコを採集してきたツキノワグマ研究者・小池伸介氏が、著者『ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら~ツキノワグマ研究者ウンコ採集フン闘記』(辰巳出版)で明かした「人間と野生動物の生存をかけた陣取り合戦」の最前線とは? 私たちはこの大転換にどう向き合うべきなのでしょうか。 ■過疎化でクマとの遭遇が日常化 世界のクマは基本的に数が減少傾向にあるが、日本のツキノワグマも近い将来絶滅してしまうのだろうか。 そう聞かれることも多いのだが、私は逆にむしろ当分は増えていくのではないかと思っている。日本の山村で過疎化が進んでいるからである。 昔から、人間と自然とは競り合って暮らしてきた。人間が森を切り開き、開拓して田畑を作ってきた結果、森は減少して森の生き物は狭い範囲に押し込められてきた。 近代化によるここ150年ほどの開発によって、かつての生態系が壊されたことで、日本の環境保護運動はもっぱら「失われてしまった自然を取り戻そう」という方向に流れがちである。 その考えは間違っていないのだが、人々の中に「自然は無条件にやさしいもの、すばらしいもの」という意識が根付いてしまい、それ以外の自然観が受け入れられにくくなっているような気がする。 続きは↓ 研究者が懸念する、クマよけの鈴の"逆効果化"。その兆候が2025年の「住宅・倉庫侵入」で見え始めた…